講談社 (2004/11/05)
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事実に対して忠実に、謙虚に
読んでいて、焦点がぼけてしまいました。
すばらしい名著 今までの同氏の本の中で一番感激した●この本の題名は「考える技術」ですが、本来は「考える努力」とする
べきでしょう。なぜなら、大前研一氏は驚異的な努力を実践してきた
からです。
・私は当時横浜駅から東京駅までの二八分の通勤時間を利用して、
テーマを決めて問題解決のプロセスを組み立てていくのである。
(p46)
●現在の自分と、あるべき姿に差があるのであれば、ひたすら練習と訓練を
繰り返しています。
・もともと私は恥ずかしがり屋で、人前でしゃべるのが苦手だった。
・・・録音テープを回し、目の前にクライアントの会社の社長がい
ると仮定して、問題分析とそれを解決するための方策をしゃべるの
である。(p79)
●「考える技術」と言いますが、結局は大量の事実という情報をインプット
して、ひたすら考え続けるしかないのかもしれません。
・よい発想とは、理解していないが、いくつかの疑問があるという
モヤモヤした星雲のような状態の頭で考えるときに生まれやすい。
・・・考え続けていると、「こうじゃないかな」と仮説がひらめく
ことがある。(p212)
●情報を集める、課題を設定する、解決策を考える、プレゼンの方法を
考える。それぞれの工程で、細かな技術はあるのでしょうが、結局は
ひたすら考えることが必要なわけです。
・マッキンゼーという会社は、「社長に対して一分しか時間がなかった
ら、お前は何をやるか」を徹底的に考えさせる。(p52)
●最後に、サラリーマンの出世の技術を見つけました。それは、良い仕事
をして、それをマニュアル化して社内に広めるということです。これは
情報起業と同じ仕組みであり、ノウハウをマニュアルとして会社に売る
ということです。
・私は同じことを二度やるのは嫌いな人間なので、そのうちに一度
やった仕事については誰でも同じ結論が出せるようマニュアルを
作るようにした。(p43)
●「技術」と言いながら、結局、「努力」に落ち着くところに、本質が
があるように感じました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・すべてに対して頑張れという経営者も多いが、その考えは明らかに
間違っている。(p24)
・通常であればプレゼンテーションであれば全体の結論を先に言って
おくほうがよい。私の場合、さらにその前提として必ず自分がやっ
てきた作業を最初に言っておく。(p58)
・フィンランドでは、小学校にも企業家育成コースがあり、「フィン
ランドのような小さな国は、国際化できる企業を作り、世界に出て
いって活躍しなければいけません」と教えている。(p168)
「考える技術」大前研一、講談社(2004/11)¥1,680
(評価:★★★☆☆)
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