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「革命社長」吉越 浩一郎、日本実業出版社(2005/07)¥1,470 :88点, 吉越浩一郎 

革命社長
革命社長
posted with amazlet on 05.12.05
吉越 浩一郎
日本実業出版社 (2005/06/23)
売り上げランキング: 792
おすすめ度の平均: 4.33
3 早朝の会議か・・・
5 働き続けたい女性の理解者
5 格言
(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)88点


●著者紹介・・・吉越 浩一郎

 1947年生まれ。大学卒業後、極東ドイツ農産物振興会、メリタジャパン、
 メリタカフェを経て1983年トリンプインターナショナル(香港)入社。
 86年トリンプ・インターナショナル・ジャパンのマーケティング本部長、
 87年副社長、92年社長就任。18年連続増収増益を達成。毎朝、開催
 されるMS(マーケティング・セールス)会議が有名。


●実績を出している社長は何が違うのでしょうか。

 ・会社はトップで変わることを目の当たりにしました。トップがどういう
  方向を示すかで、社員の心まで変わる。(営業本部長 木田博明)(p10)


●まず、仕事はきつい。実際にトリンプでは、中途入社の人がついていけなく
 て退社するケースが多いという。そのスピードと責任追及についていけない
 のです。

 ・たとえば私が「他の部署にお願いしてあることがまだあがってこないので、
  これ以上進められません」と言うと、「それは頼んだことを追いかけてい
  ない自分の責任だ」と返されます。・・・デッドラインを自己責任として
  守って完了させない限り、仕事は終わらないということなんですね。
  (佐藤真貴)(p64)


●第一に期限の決め方が厳しい。基本は明日だという。私の会社でも「明日
 の朝まででいいから」という上司がいますが、このような期限の決め方でも、
 早朝に会議をしているからこそ仕事が回っているのでしょう。

 ・会議の手法はこうです。まず僕のもとに来た情報について、「こういうこと
  が起こった」「こういう報告があった」と、すべて会議でオープンにする。
  そして決まったことについては「誰が、何を、いつまでに」というデッド
  ラインを引く。それもできるだけ細分化して、期限は短く。基本は「翌日」
  までです。最長でも1週間。(p135)


●さらに、残業は基本的にないので、担当は時間内に集中して業務を完結させ
 るように強制されているのです。

 ・子供のいる女性にとって、特に残業はつらい。うちだったら毎日18時
  には全社員退社しますから、その後、子供を迎えに行って夕飯も作れる。
  ・・・今では18時25分になると無条件に社内が消灯されるシステムに
  しちゃったから、平日はだれも残業できません。(p88)


●課長が2週間連続で休暇を取らなくてはならないのも、楽しそうですが、
 やっていること、実績はすべてオープンであり、業績により降格もありえる
 職場ですから、休んでいる間もあまり気が休まらないのかもしれません。

 ・うちは、課長が部長に昇格するだけじゃなく、部長から課長に降格する人も
  いれば、そこからまた部長になった、なんていう人も何人かいます。・・・
  朝の会議で各部署のやっていることがみんなの前でオープンになってしまう
  から、どの部署のどの役職の人が仕事ができるのか、できないのかが一目
  瞭然。(p92)


●また、社長自らが現場感覚を持っていて、決断できていることもポイントでしょ
 う。もし、全く同じ仕事のスタイルの人がいたとしても、現場を知らなければ、
 間違った判断を下してしまい、会社はすぐにぼろぼろになってしまうでしょう。

 ・企画畑の人は、現場感覚から全くズレたことを言ったりする。「アンケート
  を取ります」というのがいい例で、僕はそれが大嫌いです。直接本人に
  聞きに行けばいいことなんです。(p117)


●もう、吉越社長は引退を考えているようです。しかし、これからが本当の吉越社長の力量を
 評価されるときなのでしょう。引退後に、トリンプの成長を維持できる人をいかに育てたか
 ということが数字で評価されるのです。


●吉越社長の優秀さと、こういう会社もいいな~と思わせる仕事のやり方に
 ★4つとしました。


■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・社内にある問題を僕が引きずり出すと、初めの頃はみんな「えーっ!」って
  声を出して驚いていたのに、僕があまりにオープンにどんどん出しちゃうもの
  だから、次第にしーんとして僕のメモを読むようになりました。(p143)


 ・お客様の視線で売り場を見ようと、アルバイトを使った店舗調査を始め
  ました。抜き打ちで、最初は月10店舗、今では月20店舗やっていま
  す。そして接客の点数を付けて店舗ランキングを出すんです。
  (教育課長 松ヶ谷明子)(p214)


 ・絶対やると決めたことは、任せたうえで、常に進捗状況をチェックして、
  どうしてもうまくいかない時にはトップ自らの責任で、徹底的に入って
  いってでも成功させることです。(p70)


 ・ホンダは役員だけを大部屋に入れていると聞きますけど、これはとても
  重要なことだと思います。・・・役員同士で情報の共有化ができれば、
  同じ認識に立って「そうだな」と前に進むことができる。(p38)


「革命社長」吉越 浩一郎、日本実業出版社(2005/07)¥1,470
(私の評価:★★★★☆:買いましょう。素晴らしい本です)88点


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