「現代中国の禁書」鈴木 孝昌、講談社(2005/6)¥820 :
講談社 (2005/06/21)
売り上げランキング: 46,817

現代中国社会の苦悩と希望
素晴らしい本です!【私の評価】 ★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ
■著者紹介・・・鈴木 孝昌
1962年生まれ。大学卒業後、中日新聞社(東京新聞)入社。
93~94年北京語言学院で留学研修。96~99年香港支局長。
02~05年東京新聞=中日新聞・中国総局長を務める。
●国家間の外交を進めるには、友好関係を維持しながら、
相互理解に努めることが大切であることはいうまでもありません。
ただそのときに心がけることとして、単に交流するのではなく、
相手の正確な情報を入手して、相手を正しく理解することが
大切だと思います。
●そうした意味で、この本は、現代中国の一断面を
見せてくれる良書といえるでしょう。
・靖国神社参拝や歴史認識問題が起こるたびに中国政府や
マスコミは「日本は侵略の歴史的事実を認めず、反省も
していない」と繰り返すため、それが大半の中国人の
日本に対する共通認識となってしまっている。(p33)
●外交とは国益を守るのが目的です。
そして国益とは、お金と安全です。
最近、日本政府は中国向けODA凍結が解除されましたが、
動きは遅いとはいえ、中国ODA廃止の方向は変らないでしょう。
・ODAについては、「政府開発援助と言いながら、実は
援助ではない。低利融資であり、返済しなければならない。
用途にも制限がある。しかも中国はずっと遅滞なく返済義務
を果たしてきた。日本政府の姑息なところは、低利融資政策を
援助と言い換えているところ。これは日本政府の策略だ」。
これも大部分の中国人が持っているODAに対する認識だ。(p34)
●私自身、中国には一部しか訪れたことがありませんし、
広大な中国をすべて知っている人もいないでしょう。
ですから、このような本を通して、少しでも
巨大な人口を持つ隣国について知ることは大切だと思います。
これだけの内容を安価で読める一冊です。★2つとしました。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・中国には反日的な意見を発表するサイトが「数百はある」
(盧)と見られる。(p22)
・中国では、日中間の摩擦において、自国の側にも責任があるという
概念はほとんど存在しない。靖国参拝、歴史問題、領土問題、
資源問題、反日デモ・・・。すべて責任は日本側にあるという
「世論の一致」が図られている。(p214)
・さまざまな名目で農民からカネを搾り取る地方官僚。
不正を告発しようと立ち上がった農民を捕らえ、口封じのために
殴り殺す警官。・・・首相までも騙し、順調な発展をPRする
農村指導者ら。(p65)
▼引用は、この本からです。
「現代中国の禁書」鈴木 孝昌、講談社(2005/6)¥820
【私の評価】 ★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ
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