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「日本人と中国人どっちが残酷で狡猾か」渡部 昇一、孔 健、徳間書店(2000/3)¥1,470 : 

日本人と中国人どっちが残酷で狡猾か―乱世は論語に学べ
渡部 昇一 孔 健
徳間書店 (2000/03)
売り上げランキング: 1,112,859
おすすめ度の平均: 4
4 流れのよい対談とは言いにくいが、学ぶ点が多い良書
4 良書である

【私の評価】★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ


■著者紹介・・・渡部 昇一

 1930年生まれ。上智大学卒業後、ドイツのニュンスター大学、
 イギリスのオックスフォード大学に留学。
 上智大学教授。評論家。著者多数。

■著者紹介・・・孔 健

 1958年、中国青島市生まれ。孔子の75代直系子孫。
 山東大学卒業後、上智大学大学院新聞学博士課程修了。
 1985年に来日し、世界展望協会中国代表理事、
 日中スポーツ文化交流協会理事長。
 アジア経済開発センター理事長、中国画報社駐日総代表、
 チャイニーズドラゴン新聞社編集主幹。

●日本を代表する知識人である渡部 昇一氏と、
 孔子の75代直系子孫である孔 健氏との対談を一冊にしたものです。

 その内容は、両国の歴史、文化、政治にわたり
 非常に興味深いものになっています。

 ・「一人の中国人は一人の日本人に勝てる。しかし三人の中国人
  が集まったら、二人の日本人に絶対に負ける」と、多くの中国人
  は内部分裂してしまいます。(孔)(p108)

●こうした対談を見ていると、
 いかに日本、中国の歴史、文化について
 知らないかということをしみじみと実感します。

 普通の日本人の情報入手の手段が、
 テレビや新聞などのマスコミであることを考えれば、
 知識の浅さは当然のことでしょう。

 ・日本が韓国を併合すると、あまりにも識字率が低いことに驚き、
  これはなんとかしなければならないと、朝鮮半島中に小学校を
  作りました。そして、その小学校でハングル語を学ばせ、日本語を
  選択科目としました。(渡部)(p90)

●近年、領土問題、教科書などで歴史認識が重要になっています。

 しかし、マスコミ報道さえ背後でコントロールしようとする
 勢力がある現状では、簡単に巷の情報を信頼できません。

 そうした現状を認識しつつ、より多くの情報に接し、
 自分で情報を選別する努力が必要なのでしょう。

 ・通州事件については、戦後はあまりふれられませんが、
  これはまことに痛ましい事件です。通州の日本人街に住んでいた
  非戦闘員の日本人と朝鮮人が、二百名近くも虐殺されてしまったのです。
  (渡部)(p56)

●対談としては、自分の言いたいことを一方的に話している
 印象でしたが、内容は濃いと思います。
 ★2つとしました。

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・いまは「中国人の大移動」などということも言われていて、
  お金のみならず人の流出も盛んです。中国人は不安でたまらず、
  ことあるごとに外国に逃げていくからです。(孔)(p69)


 ・盧溝橋事件が毛沢東側の謀略であったことは、かなり浸透して
  きましたが、第二次上海事変も、じつは蒋介石のほうが仕掛けた
  戦争でした。(渡部)(p138)


 ・日本には、「バカ正直」や「正直者がバカを見る」という言葉
  があります。これは、『論語』の教えとは正反対ですが、
  人の世にはたしかにそのような側面もあります。・・・人生を
  長い目で見れば、やはり孔子が言っていることの方が正しい
  のではないでしょうか。(孔)(p226)

▼引用は、この本からです。
「日本人と中国人どっちが残酷で狡猾か」
渡部 昇一、孔 健、徳間書店(2000/3)
¥1,470【私の評価】★★☆☆☆:時間とお金に余裕があればぜひ


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