小学館プロダクション (2001/05/10)
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仕事楽しい?
すばらしい彼の人生
翻訳に難ありかなぁ【私の評価】★★★☆☆
■著者紹介・・・リーナス・トーバルズ
1969年フィンランド生まれ。
ヘルシンキ大学在学中にコンピュータのOS、Linux(リナックス)を
開発する。すべてのコードを公開するオープンソースの考え方で
世界のサーバーOS※の4分の1のシェアを誇る。
※OS:オペレーション・システム。コンピュータを動作させるために必要な
基本ソフトウェア。マイクロソフトWindows, Unix, Linuxなど。
●ヘルシンキ大学のコンピュータ好きのオタク学生が、
自分のコンピュータと大学のコンピュータをつなぐ
自分だけのソフトウエアを作り始めました。
パソコンがどのように動いているか知りたい彼は、
ハードウェアレベルからOSを書き始めます。
・ぼくは、オタクでかつシャイだったわけだ・・・
ぼくはコンピュータの前に座ってさえいられれば、
最高に幸せなのだった。(p56)
●そしてそのソフトウエアが動き出し、
いろいろな機能を追加しているうちに、そのソフトウエアは
OSとも言えるものになってきました。
そして、その新しいOSを無料配布し、機能を向上させていくうちに、
その新OS(Linux)を使う人がどんどん増えてきたのです。
お金を払おうという人は大勢いましたが、彼は無料配布を続けました。
・ぼくは、面白半分に、リナックスを使っている人々に、お金でなく
ハガキを送ってくれと言ったのだ。・・・みんながどんな所で
リナックスを使っているかのほうに興味があった。現金ではなく、
ハガキがほしかった。(p151)
●大学を卒業し、彼はトランスメタというコンピュータの会社に
就職しますが、Linuxの開発は続けました。
その開発方法は、中身(ソース)をオープンにし、
やりたい人が無償でLinuxの改良に参加するという
オープンソースという考え方です。
そして、数多くの人が、自分の技術力を示すために無償で
Linuxの開発に参加したのです。
・ハッカーたちは、自ら貢献したプログラムに添付された
「クレジットリスト」や「履歴リスト」の中で、自分の名前を
出している。頻繁に名前のでるハッカーは、優れたプログラマー
を探して次々とプログラムを読んでいる企業の目にも留まる。・・・
オープンソースによる開発は、プログラマーにチャンスを与えている。
(p192)
●それまで、だれもソフトウェアの中身(ソース)を公開しようとは
しませんでした。なぜなら、公開すれば、簡単に真似することが
できるからです。
しかし、一人のコンピュータが好きな学生が
ソースを公開することで、多くの協力者を集め
大企業でもなしえないほど強力なOSを作り上げたのです。
・OSはコンピュータの中で起こるすべての基本原理となる。
だから、OSを作るのは、最高にやり甲斐のあることだ。
OSを作るというのは、世界を作ることだ(p123)
●「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、
まさに好きなことをやることこそ、無限の可能性を
もっていると感じました。
日本では「志」という言葉がありますが、
この「志」と「好きなこと」が一致したとき、
大きな力が発揮されるのでしょう。
●リーナス・トーバルズの軽いジョークが満載で、
気軽に読める成功物語でした。★3つとします。
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・今日のテクノロジーの発達は(そして、悲しいことに、音楽の発展も)、
アインシュタイン(やモーツァルト)のような天才ではなく、
ごくたまに才能の閃きを見せる、コツコツと作業をする膨大な数の
エンジニアに(音楽の場合、お金を持っている若い女性に)
頼っている。(p313)
・ソフト自体にかかるコストというのは、投資額全体から見れば
ごく僅かなもので、サービスとサポートにもっと金がかかるのだ。
(p243)
▼引用は、この本からです。
「それがぼくには楽しかったから」リーナス・トーバルズ、小学館プロダクション(2001/5)¥1,890
【私の評価】★★★☆☆
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