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「名経営者が、なぜ失敗するのか?」シドニー・フィンケルシュタイン、日経BP社 : 

名経営者が、なぜ失敗するのか?
シドニー・フィンケルシュタイン 酒井 泰介 橋口 寛(監訳)
日経BP社
売り上げランキング: 98397
おすすめ度の平均: 4.0
2 この本で なぜ失敗するのか
4 身近でも起こっていそうな失敗談の数々
1 疑問が残る・・・。

【私の評価】★☆☆☆☆

■著者紹介・・・シドニー・フィンケルシュタイン

 ダートマス大学タック・スクール・オブ・ビジネス、スティーブン
 ・ロス経営学教授。コンコルディア大学より学士号、ロンドンスクール・
 オブ・エコノミクスから理学修士号、コロンビア大学から博士号を取得。
 タック・スクールのエグゼクティブ・プログラムの学部長。


●日米企業の失敗のケースを列挙て、
 その失敗の原因を研究している一冊です。

 雪印乳業の食中毒事件も掲載されており、
 最近の事例もうまく取り入れています。


●この本で指摘する失敗の原因のすべては、
 ( 不正確な現状認識 )にあるようです。

 たとえば、商品の将来性に対する現状認識が甘いと、
 いくつもの衛星を打ち上げて破綻したイリジウムのように
 なるわけです。

 ・自分の商品やサービスに惚れこむな。
  それは顧客がやることだ。(p93)


●また、私は知りませんでしたが、韓国のサムスンは
 1997年自動車の製造に乗り出しました。

 しかし、工場への投資が膨れ上がり、車の販売も伸びず、
 サムスン・モーターズは1999年に銀行の管理下に置かれる
 ことになります。

 ・問題は、人を信用し、意見を聞き、発言の機会を与える社風を
  どこまで育てられるかである。(p408)


●このように、結論としては、
 「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず」
 ということであり、

 会社のトップに正しい現状認識を与えるためには、
 それを許す環境(社風)が必要となるわけです。


●実際の企業で働いたことのない著者には厳しいかもしれませんが、
 失敗の事例の把握と、失敗への対策は表面的に見えました。

 このレベルであれば、日経ビジネスを読んでいれば、
 この本と同じような学びが得られると感じましたので、★1つとしました。
 (この本が日経BP社から出ているのが皮肉ですが・・・)




■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・傲慢と大変な思い上がりに対するしっぺ返しですよ・・・(p103)


 ・問題意識を持つこと。(p128)


 ・第一に学ぶべき教訓は、シナジーというものは常に、思ったより
  実現するのがずっと難しいということだ。(p159)


 ・戦略とは何をするかを決めることであると同時に、
  何をしないかを決めることである。(p181)


▼引用は、この本からです。
名経営者が、なぜ失敗するのか?」シドニー・フィンケルシュタイン、
日経BP社(2004/06)¥2,310【私の評価】★☆☆☆☆


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