「みんなが西向きゃ俺は東」松井 道夫 :75点, 松井道夫
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実業之日本社 (2003/08)
売り上げランキング: 215116

この本はタイトルとジャケットがよくない
ニッポンのリセットを考えさせてくれる好書である。
前作よりもよくなっている
■著者紹介・・・松井 道夫(まつい みちお)
1952年生まれ。大学卒業後、日本郵船に入社。
義父の経営する松井証券に移り、95年に代表取締役社長に。
営業マンや支店を廃止し、インターネットに特化する経営改革で、
個人株取引でトップを争う存在となった。
2001年東証一部上場。
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●インターネット証券の先駆けである松井証券社長
松井 道夫さんの一冊です。
営業マンや支店を廃止し、インターネットに特化するという
決断がどこから出てきたのか?
そこが知りたくて手にしました。
●日本郵船時代に、かなり勉強したのは確かなようです。
日本郵船は長い歴史を持つ会社ですが、
オイルショックなどの危機を、企業内改革で乗り切ってきただけに、
人を育てる会社であったようです。
・「勉強すろよ。自分(ずぶん)のために。郵船は会社である前に、
学校だと思え」
グラスを傾けながら、社長(菊地庄次郎)はそういった。(p96)
●松井 道夫さんの語り口には、
B型特有の「わが道をいく」といった人間性も感じましたが、
それ以上に、
役人や業界の規制に対する嫌悪感を感じとりました。
・実は日本郵船時代の先輩で、フィリピン人看護師を日本に送るビジネス
を立ち上げようとした人がいた。・・・ところが、いざ始めようとすると、
簡単にはいかなかった。・・・何重にも規制の網がかかっていたというのだ。
・・・このような規制で得をするのは、業界の人間、天下りしている役人、
そしてそれらとつるんでいる政治家だけだ。(p163)
●そして、仕事を「おもしろく」しょうとしているところが
印象的でした。
仕事を通じて「おもしろく」していく。
そこに規制に挑戦していく松井社長の心を見ました。
・高杉(晋作)は次のような辞世を残している。
「おもしろき こともなき世を おもしろく」
これは上の句で、下の句を詠まずに彼は逝った。
「すみなすものは 心なりけり」
高杉を看病した尼さんは、そう下の句を詠んだ。(p59)
●社長の視点を垣間見れる一冊ということで、
★3つとしました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・私は、日本のGDPは300兆円がいいところで、200兆円分は
“ハリボテの経済”だと思っている。たとえば証券業界を見てほしい。
・・・手数料自由化とIT革命によって、インターネット取引では
手数料が10分の1になっている。(p185)
・現実の中国人は、根っからの拝金主義者だ。・・・来世というより、
現世が一番大事で、現世の快楽を来世まで持っていこうという、いわば
享楽的なものを感じる。・・・「地獄の沙汰もカネ次第」という考え方。
それを、中国人は日夜実践しているようなものだ。(p209)
▼引用は、この本からです。
「みんなが西向きゃ俺は東」松井 道夫、実業之日本社(2003/08)¥1,575
【私の評価】★★★☆☆75点
■関連書評■
a. 「指導者の条件」松下幸之助
【私の評価】★★★★★
http://1book-day.com/blog/2003/10/06/
b. 「経営パワーの危機」三枝 匡
【私の評価】★★★★★
http://1book-day.com/blog/2007/01/02/
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