「お金に学ぶ 東大で教えた社会人学」草間 俊介、畑村 洋太郎 :85点, 畑村洋太郎, 草間俊介
【私の評価】★★★★☆(85点)
■著者紹介・・・草間 俊介(くさま しゅんすけ)
1948年。大学卒業後、阪和興業株式会社勤務を経て、1991年独立。
エス・アイ・イー有限会社を設立し、取締役社長。
2001年より税理士事務所を開業。
■著者紹介・・・畑村 洋太郎(はたおか ようたろう)
1941年生まれ。大学卒業後、東京大学教授を経て、
東京大学名誉教授。2001年より畑村創造工学研究所を主宰。
2002年よりNPO「失敗学会」を立ち上げ、会長。
─────────────────
●大学で教える授業は役立たないものばかりと思っていましたが、
東京大学工学部で「社会人学」という形で
( お金 )について教えているとは驚きでした。
その内容も、商社マンが作成した実用的な内容であり、
できれば義務教育で教えたい的確な内容だと感じました。
●まずは、お金のコントロールです。
日本人にも( お金 )に対する知識、考え方の
脆弱な人が大勢います。
物を買えば、お金が出て行く。
カードで買えば、月末には請求がくる。
こうした当たり前のことさえ理解できない人がいるのです。
・「ご利用は計画的に」「借りすぎに注意しましょう」などとお為ごかしを言う。
「計画的に利用できる人間がサラリーローンなんか使うか!」と
怒鳴ってやりたい。(p44)
●まずは、家計簿を入力し、
現在の家計の現状を把握して、
お金が増える収支バランス、
お金が減らない投資を考えたいものです。
・プライベート・バンキングの資産運用というのは資産を大きく
増やすというより、減らさないことに力点が置かれる。・・・
だから運用利回りはインフレ率を計算して三~五%を目標にしている
らしい。(p207)
●また、日本人の貯蓄が減ってきているといわれますが、
三年間分の生活費くらいは緊急生活資金として預貯金の形で
確保できれば安心できるようです。
・保護されれば弱くなる・・・会社に保護されたサラリーマンは
とても弱い存在であり、自立のできない人が多い。預貯金はまず
緊急生活資金(三年分)を貯めることから始めたい。(p179)
●日本の財政破綻は避けられません。
いずれ増税、円安、インフレ、食糧不足はやってくるのですから、
汲々と心配するよりも清々と準備をしていきたいものです。
・日本は国債の発行残高が七百六十兆円もあるので、
金利を低めに誘導しなければ、利払いだけで国家財政が
破綻してしまう。(p150)
●小中学校で教えていただきたい( お金 )の基礎講座です。
なぜ、東京大学なのかわかりませんが、
( お金 )に自信のない方は、ぜひ一読していただきたいと
思います。★4つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・日本の財政が破綻したらどんなことが起こるだろうか。企業倒産や
リストラが急増し・・・餓死者が出るまでにはならないだろうが、
円の価値が急落して輸入品が暴騰するから食料自給率が低い日本は
食べるものが少なくなる。(p300)
・生き方と欲しいものを書き出し、イメージする。この作業を何度か
繰り返せば、自分の生き方や価値観、欲しいものがハッキリと見えてくる。
(p34)
・生命保険は家族の状態に応じて保険金額を決める。
少なくとも家族が三年間は安心して生活できるだけの金額は欲しい。
・・・独身で自分が死んでもそれほど困る人がいないのに、
大きな生命保険に入るのは無駄なことだ。(p182)
▼引用は、この本からです。
文藝春秋
売り上げランキング: 213105

お金より重要なこと
やばすぎる。
人生のマネジメント方法
年をとった人も読んでよし
親父の箴言として...【私の評価】★★★★☆(85点)
■関連書評■
a. 「投資戦略の発想法」木村剛
【私の評価】★★★★★
b. 「ビジネスは人なり投資は価値なり-ウォーレン・バフェット」
【私の評価】★★★★☆
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
![]()
![]()
![]()
| メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 42,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 |
| 配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|発行者の日記

