「ナチスの発明」武田 知弘、彩図社 :
■著者紹介・・・武田 知弘(たけだ ともひろ)
1967年生まれ。大学中退後、塾講師、出版社勤務を経て、
2000年からフリーライターとなる。
裏ビジネス、歴史の秘密など著述活動を行っている。
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●ロケット、ジェット機、ヘリコプター、聖火リレー、
高速道路、テレビ電話、合成ゴム、テープレコーダー・・・
なんとこれらを開発したのは、
「ナチス・ドイツ」です。
ナチス時代に、数多くの科学・技術が
開発・実用化されました。
・世界で最初に、一般向けの定時テレビ放送をはじめたのは
ナチス・ドイツである。・・・現代にも通じるような
娯楽番組が用意された。(p54)
●ナチス・ドイツは、第一次世界大戦敗戦による大不況のドイツを
大規模公共事業と大減税により復活させます。
また、大衆のための自動車開発、娯楽の提供、
オリンピックの開催など、
国民の支持を得るだけの実績を作っていました。
・フォルスク・ワーゲンンは、ナチスとポルシェの合作である。
ヒトラーはもともと大衆車を作りたいと、熱望していた。(p101)
●ナチス=ユダヤ人虐殺の極悪非道という
イメージがありますが、
ナチスは、国民の支持を得た政党であったわけです。
・ユダヤ人を迫害したのは、実はナチスが最初ではない。・・・
ユダヤ人から様々な権利を剥奪し、結婚や出産も制限する、
これはキリスト教国の多くが行ってきたことだった。(p162)
●近代史を学びたい人、イメージだけではなく、
歴史の事実をバランスよく知りたい人にお薦めします。
★3つとしました。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・労働者クラスの人たちは、とてもバカンスなど取れるものではない。
しかしバカンスを、だれでも取れるようにしていた国がある。
ナチス・ドイツである。(p106)
・ナチスが国民の指示を集めた理由の1つに、共産主義への恐怖がある。
・・・当時の共産主義は、革命のために武力、暴力を使うことを
いとわなかったので、共産主義者による破壊活動や誘拐、殺人が
日常茶飯事に起きていた。(p158)
・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーは、党大会の模様を
収めた映画「意志の勝利」を15回以上も見て、ヒトラーの
パフォーマンスからファンを陶酔させる手法を学んだ(p20)
▼引用は、この本からです。
彩図社 (2006/12)
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ナチスが生み出した「正」の遺産
ナチスによる支配を成立させた時代の「ドイツ」とはどんな社会だったのか、どんな技術をもっていたのか
「ナチスの発明」の定義が不明【私の評価】★★★☆☆(71点)
■関連書評■
a. 「超速!最新日本政治外交史の流れ」竹内 睦泰
【私の評価】★★★★☆
b. 「そうだったのか!現代史」 池上 彰
【私の評価】★★★☆☆
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