「そうだ!絶対うまくいく」村上 和雄、海竜社 ( :
■著者は遺伝子研究の第一人者ですので、
人間というものがどのように設計されているかについて、
分析しています。
■まず、簡単に人間が潜在力を発揮するのは、
追いつめられたときです。
たとえば、目的を持っている人が
現実との落差に気づくとき、
その人は追いつめられ、悩み、頑張ろうと思うのです。
・「もっとこうなりたい」というハングリー精神があってこそ、
人は何かにチャレンジしようと思うものであり、そこから、
新しい力を発揮するような遺伝子がオンになるのです。(p17)
■そして、潜在力を発揮して人の役に立つことで、
褒められたりすると、人間というものは無上の喜びを
感じるのです。
・人間は元来、誰かの役に立っているという実感を得ると無上の喜びを感じ、
そこに自分の存在意義を見出すようにできているのです。(p197)
■遺伝子の研究者が到達した人間像というものは、
成功法則が到達した人間像というものと
まったく同じものだったようです。
研究者が考えた「成功法則」の中に、
特異なものがありませんでしたので、★3つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・耳が聞こえなくなったベートーベンが、自殺を決意して遺書まで書いたあと、
ふたたび生きる決意をしたときの言葉・・・「たとえ肉体にいかなる欠点が
あろうとも、わが魂はこれに打ち勝たねばならぬ。二十五歳。そうだ、
もう二十五歳になったのだ。今年こそ、男一匹、本物になる覚悟を
せねばならぬ。(p67)
・研究室から飛び出し、さまざまな人と出会い、新しい刺激や情報を得る。
そこから新しい発想が生まれ、大きな発見につながっていきます。それが
文化として確立しているのが、ユダヤ教の人々です。彼らは休みのたびに
ユダヤ教の協会シナゴークに集います・・・情報交換しているのです(p157)
▼引用は、この本からです。
海竜社 (2006/01)
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ものは考えよう
遺伝子オン?
元気がでる一冊【私の評価】★★★☆☆(71点)
■著者紹介・・・村上 和雄(むらかみ かずお)
筑波大学名誉教授。米国オレゴン医科大学、京都大学農学部、
米国バンダービルト大学医学部などを経て、78年より筑波大学教授。
83年に酵素「レニン」の遺伝子解読に世界で初めて成功。
90年、マックス・プランク研究賞、96年日本学士院賞を受賞。
同大遺伝子実験センター長、先端学際領域研究センター長を務め、
99年退官。
■関連書評■
a. 「いい言葉は、いい人生をつくる」斎藤 茂太、成美堂出版
【私の評価】★★★★☆
b. 「生きかた上手」日野原 重明、ユーリーグ
【私の評価】★★★★★
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