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2007年10月31日

「Happy 名語録」ひすいこたろう、よっちゃん、三笠書房 :ひすいこたろう, よっちゃん 

Happy名語録―一瞬で人生が変わる! (王様文庫 D 31-1)
【私の評価】★★★☆☆(79点)


■メルマガ「3秒でHappy?名言セラピー」の
 ひすいこたろうさんの一冊です。

 気持ちが元気になる名言が紹介されており、
 名言のレベルも高いのでお勧めです。


■人間関係では、魔法の3ステップが印象的でした。

 目を合わせて、笑顔を見せて、
 何か良い言葉をかける。

 簡単なようでなかなかできない秘訣です。

 ・どんな人間関係をも改善する魔法の3ステップ
  Eye contact
  Make a smile
  Say something nice(ニール・ドナルド・ウォルシュ)(p28)


■また、人を育てる秘訣は、
 ( 褒める )( 持ち上げる )ことですね。

 ・人を育てる一番いい薬というのは、
  「お前は天才だ」というひと言なんです。(米長邦雄)(p54)


■商売では、「楽しい」がキーワードになっています。

 楽しければ、人が集まり、笑顔が広がり、
 みんな幸せになるのです。

 ・楽しい、楽しいってやっていたら、
  納税日本一になっちゃったんだよ。(斎藤一人)(p140)


■元気になる一冊でした。
 私の感性とぴったりでしたので、
 ★3つとします。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・実を言うと、社長をやっていたときは、
  金儲けが財産だと思ってたけど、
  結局、友達こそほんとの財産だなあ。(本田宗一郎)(p18)


 ・小さいことを重ねることが、
  とんでもないところに行くただひとつの道(イチロー)(p27)


 ・弱い自分を見せてください。
  ひとりでも多くの人に見せてください。
  そのとき優しく受け止めてくれた人が、
  あなたの本当の友達です。(水谷 修)(p200)


▼引用は、この本からです。

Happy名語録―一瞬で人生が変わる! (王様文庫 D 31-1)
ひすい こたろう よっちゃん
三笠書房 (2007/03)
売り上げランキング: 271
おすすめ度の平均: 5.0
5 徹夜続きの、連続出張業務のとき、休み時間に見つけて読みました
5 うわぁ〜〜〜!!
4 泣けました♪

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■著者紹介・・・ひすいこたろう

 コピーライター。
 メルマガ「3秒でHappy?名言セラピー」発行。


■著者紹介・・・よっちゃん

 構成作家。
 メルマガ「3秒でHappy?名言セラピー」の「人生Q&A」を担当

─────────────────

■関連書評■
a. 「中谷彰宏 名言集」中谷 彰宏、ダイヤモンド社
【私の評価】★★★★☆

b. 「ありきたりの毎日を黄金に変える言葉」ジョン・C・マックスウェル、講談社
【私の評価】★★★★☆


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2007年10月30日

「宇宙銀行」植西 聰、サンマーク出版 :植西聰 

宇宙銀行―徳を積み立てると幸運が引き出せる
【私の評価】★★★☆☆(77点)


■「人の喜ぶことをすると、自分が幸せになる」

 という当たり前の法則を、
 ( 宇宙の法則 」として教えてくれる一冊です。

 ・「ありがとう」を口ぐせにしてしまおう・・・
  「あなたは十分価値ある人間ですよ」という気持ちを伝える
  格好の役目を果たしてくれるのが、「ありがとう」という言葉なのです。
  (p46)


■一例として、三人の契約社員の話が印象的でした。

 三人のうち、二年後に一人だけが正社員に昇格したそうです。
 それは、次のうち誰でしょうか?

 一人は、英語がペラペラな人。
 もう一人は、パソコンに詳しい人。
 そして最後が、取り柄はないが何でも手伝う人。


■もう答えはおわかりですね。

 最後の、何でも手伝う人です。
 「めんどうくさい」「得にならない」「つまらない」仕事を、
 せっせと手伝ってくれた派遣社員が一番評価されたのです。

 ・忙しそうにしている人がいたらコピー取りを手伝う。
 ・残業でてんてこ舞いしている人がいたら、調べ物を手伝ってあげる。
 ・探し物が見つからなくて困っていたら、いっしょになって探してあげる。(p92)


■松下幸之助は、「世間は正しい」と言っています。
 世間は見ていないようで、見ているのです。

 コツコツ他人のためになることをしていると、
 それが蓄積され、あるときバーッと返ってくる。
 世の中とはそんなものなのかもしれません。


■先人の「情けは人のためならず」という言葉を、
 思い出させてくれる一冊でした。

 非常にわかりやすい一冊でしたので、★3つとします。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・必ず最後にこう言います。「他人を大切にし、
  他人のために考え行動する“他愛心”を持って
  毎日を過ごしてみませんか」と。(p4)


 ・相手の得意なことについて尋ねてみるのもいいでしょう。・・・
  「他人とうまくつきあうには、相手がなんとか自分を優秀に見せようと、
  躍起になっていることを念頭に置くことだ」(p51)


▼引用は、この本からです。

宇宙銀行―徳を積み立てると幸運が引き出せる
植西 聰
サンマーク出版 (2007/02)
売り上げランキング: 6223
おすすめ度の平均: 5.0
5 読んだ内容を人に教えてあげるのも、徳が積めると思うな
4 極めて具体的。
5 ひとは与えることで喜びを感じる生き物である。

【私の評価】★★★☆☆(77点)


■著者紹介・・・植西 聰(うえにし あきら)

 著述家。心理カウンセラー。
 大学卒業後、資生堂に在籍。
 82年ウィーグル研究所を設立し、人生哲学、心理学を研究。
 86年カウンセリング活動を開始。


─────────────────

■関連書評■
a. 「スピリチュアル ワーキング・ブック」江原 啓之、三笠書房
【私の評価】★★★★★

b. 「生きかた上手」日野原 重明、ユーリーグ
【私の評価】★★★★★


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2007年10月29日

「大切なことに気づく24の物語」中山 和義、フォレスト出版 :中山和義 

大切なことに気づく24の物語~読むだけで人生がうまくいく「心のサプリ」~
【私の評価】★★★☆☆(77点)


■中山さんがお客様向けの月刊会報誌に載せた物語から
 評判の良かった24の物語を紹介した一冊です。


■考えさせられる話が多いのですが、
 心理カウンセラーの先生の話は印象に残りました。

 その先生のお子さんがガンになってしまったとき、
 まったくカウンセリングにならなかったというのです。

 「子どもが学校を辞めた」・・・「子どもがいてるだけでいいじゃないか」
 「けんかになってしまう」・・・「けんかができてうらやましい」


■相談相手にとっては不幸なことも、
 先生には幸せなうらやましいことに感じてしまったというのです。

 失ってわかるものがある、ということでしょうか。

 ・先生の二歳のお子さんが小児ガンになって入院した時期・・・
  「子どもとすぐに殴り合いのけんかになってしまうんです」
  と相談されても、
  「うらやましいな、息子が大きくなって、けんかができたら
  どんなに幸せだろう」(p113)


■「物語には人の心を動かすすごい力がある。」
 ということを証明する一冊でした。

 気軽に読めて、ほっと心が温かくなる本ですので、
 ★3つとします。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・「私が心理カウンセラーになったのは、
  母のように悩んでいる人を一人でも救いたいからです。
  誰かに相談できれば、命を救える人がいるはずです」
  と熱く語ってくれました。(p52)


 ・講師が、「もし、あなたが一週間後に亡くなるとしたら、
  何をあなたはしますか?やりたいと思ったことをノートに
  全て書いてください」と言われたので・・・(p62)


▼引用は、この本からです。

大切なことに気づく24の物語~読むだけで人生がうまくいく「心のサプリ」~
中山和義
フォレスト出版 (2007/07/06)
売り上げランキング: 282
おすすめ度の平均: 4.5
5 多くの気づきがありました
2 内容が浅いのは他人の話だからか?
5 プレゼントに最高

【私の評価】★★★☆☆(77点)


■著者紹介・・・中山 和義(なかやま かずよし)

 1966年生まれ。ヨネックス勤務。退社後、
 親の経営する緑ヶ丘ローンテニスクラブの経営に参加し、
 赤字テニスクラブを業界トップクラスに育てる。
 老人ホーム、学習塾を展開中。


─────────────────

■関連書評■
a. 「こころのチキンスープ2」ジャック・キャンフィールド他、ダイヤモンド社
【私の評価】★★★★★

b. 「こころのチキンスープ」ジャック・キャンフィールド他、ダイヤモンド社
【私の評価】★★★★★


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2007年10月25日

「気くばりのできる人に人が集まる」伊吹 卓、大和出版 :伊吹卓 

気くばりのできる人に人が集まる―“幸運”と“成功”をつかむ読心術
【私の評価】★★★☆☆(76点)


■仕事のスキルについての本はたくさんありますが、
 会社の仕事の悩みのほとんどは人間関係では
 ないでしょうか。

 この本は、著者がこれまでの経験から、
 人間関係の心配りのポイントをまとめた一冊です。


■著者は、心配りを4つに分類しています。

 ( やさしさ )は、なぐさめ、信じてあげること。
 ( 勇気 )は、褒めて、励ましてあげること。
 ( 自尊心 )は、尊敬して感謝し相談すること。
 ( 安心感 )は、聞いてあげてバカ話をすること。

 ・やさしさ、勇気、自尊心、安心感のおくりもの(p72)


■また、叱ることについては、
 叱ってばかりいるのも良くありませんが、
 叱れないのも問題です。

 著者は、褒められることより、叱られるほうの衝撃が大きいので、
 「八つほめて、二つ叱れ」くらいででちょうど
 バランスが取れるとしています。

 ・「八つほめて、二つ叱れ」ということの本当の意味に
  気づくようになった。つまり、それくらいに思って、
  やっと五分五分になるということである。(p128)


■生きていく以上、人間関係は永遠の課題ですが、
 少しでもより良い人間関係を作るためのヒントが
 この本にはあると思います。★3つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・タクシーに乗ったときなどは退屈だから、問い上手になるための
  道場としてちょうどいい。「タクシーの運転手になって何年になりますか?」
  「十年だよ」「じゃ東京の路はだいたいわかったね」・・・(p85)


 ・かつてイギリスのダイアナ妃が日本へ来たとき、
  「日本の男はお世辞の一つもいわず、退屈だ」
  といったという。(p134)


 ・利口な人がふえて人を批判したり悪口をいう人が目立つ。・・・
  会社はこういう人がふえると活力を失う。・・・効果的なのは、
  海外旅行をさせることである。(p194)


▼引用は、この本からです。

気くばりのできる人に人が集まる―“幸運”と“成功”をつかむ読心術
伊吹 卓
大和出版 (2000/06)
売り上げランキング: 107469

【私の評価】★★★☆☆(76点)


■著者紹介・・・伊吹 卓(いぶき たく)

 1960年電通入社。
 1966年渡米し、広告代理店でセールス・アイディアを研究。
 現在、商売科学研究所所長。

─────────────────

■関連書評■
a. 「できる男の話し方」向谷 匡史、三笠書房
【私の評価】★★★★★

b. 「デキる上司」白潟 敏朗、中経出版
【私の評価】★★★★★


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2007年10月24日

「5日で身につく「伝える技術」」西野 浩輝、東洋経済新報社 :西野浩輝 

5日で身につく「伝える技術」 ビジネスで成功するプレゼンテーションの奥義
【私の評価】★★★★☆(84点)


■会社での仕事は、見方によっては
 すべてがプレゼンテーションです。

 上司に決定書の内容を説明する、同僚に経緯を説明する、
 取引先に連絡を入れる。
 これらすべてに( 伝える技術 )が必要なのです。


■この本では、「話の内容」「構成」「伝え方」の
 3段階でプレゼンの技術を教えてくれます。

 3つに分けるのもプレゼンのコツですが、
 ほぼ知るべき技術は網羅しています。

 ・「なぜこの人は話がうまいのか?」と、
  ちょっと意識して観察してみるのである。
  観察のコツは、「話の中身」と「中身以外」に分けること。(p41)


■「伝え方」では、表情、姿勢、身振り、アイコンタクト、声など
 基本的な内容は押さえながら、

 最後はやはり場数を踏み、
 ビデオなどで反省することが必要なようです。

 ・3つの「間」を使い分けよう(p168)


■プレゼンについては、
 この一冊ですべて網羅できると思います。

 カーネギーのように話の具体例がもっと入っていれば完璧だな、
 と思いつつ★4つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・竹村研一氏は、地方へ講演に行くと、まず近辺を
  タクシーでひとまわりすると聞いたことがある。
  そして、講演では開口一番、今さっき見聞きしてきた
  地元の情報について話すのだ。(p66)


 ・「広く浅く」よりも、「浅く深く」を心がける(p92)


 ・日々是プレゼン・・・私の知人でも、
  ふさんからネタ帳なるものを持ち歩いている人がいる。
  「これはいつか使える!」という出来事に出会ったら、
  その場でネタ帳に書き込むのである。(p188)


▼引用は、この本からです。

5日で身につく「伝える技術」 ビジネスで成功するプレゼンテーションの奥義
西野 浩輝
東洋経済新報社 (2005/04/08)
売り上げランキング: 809
おすすめ度の平均: 5.0
4 日々これプレゼン
5 最近の中ではかなりスグレモノ!
4 「プレゼンの場がないと嘆く前に!!」

【私の評価】★★★★☆(84点)


■著者紹介・・・西野 浩輝(にしの ひろき)

 リクルート、アメリカン・マネジメント・アソシエーションを経て、
 マーキュリッチ有限会社を設立。
 現在、プレゼン、営業スキル、交渉力をテーマに
 研修・コンサルを行う。

─────────────────

■関連書評■
a. 「話し方入門」D・カーネギー、創元社
【私の評価】★★★★★

b. 「話し方のバイブル2」江川 ひろし、サンマーク出版
【私の評価】★★★★☆


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2007年10月23日

「20代会社員の疑問-いま、働くこと」山本 直人、PHP研究所 :山本直人 

20代会社員の疑問―いま、働くこと
【私の評価】★★☆☆☆(64点)


■博報堂にて若手の人材育成に取り組んだ著者の、
 サラリーマンという仕事を
 若手にアドバイスするという視点から考察した一冊です。


■サラリーマンは仕事の安定性はあるものの、
 その一方で働くことの意義を見つけることに
 悩んでいる人が多いようです。

 無能に見える上司、つまらない仕事、先に出世する同僚・・・
 若手にとって、グチの一つでも言いたくなる
 ことは多いはずです。


■そうした中で、どう考えれば
 より前向きになれるのでしょうか?

 上司が無能に見えるのは、自分が無能だから・・・
 つまらない仕事があるのは、自分がつまらない人間だから・・・
 同僚が出世するのは上司がそう判断したから・・・


■やはり何か壁にぶつかっているということは、
 自分の考え方に乗り越えるべき壁があるということなのでしょう。

 若手には、それがなかなかピンと来ないのは当然ですが、
 ピンと来る人、来ない人では大きな差となるのでしょう。

 ・後になれば「経験しておいてよかった」ということも、
  気が乗らない当事者にとってはピンと来ないのも当然だろう。・・・
  どうしても焦りが生まれる。その原因は何か。
  実は同僚への嫉妬が関係している気がする。(p26)


■若手の気持ちがちょっとわかる一冊でした。
 著者も本書を書きながら、
 手探りの部分もあったと思います。

 仕事の視点で学ぶべき点がいくつかありましたので
 ★2つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・ビジネスの現場は摩擦の連続だ。人と人とが異なる意見をぶつけて、
  それを調整しながら事は進んでいく。「そんなやり方じゃダメだ」と
  先輩から厳しく言われるところからすべては始まる(p98)


 ・まだマネージャーになっていない先輩がダメな場合。
  これはある程度やむを得ないと思う。・・・
  問題はマネージャー層がダメな場合である。
  これは真剣に転職を視野に入れた方がいい。(p82)


▼引用は、この本からです。

20代会社員の疑問―いま、働くこと
山本 直人
PHPエディターズグループ (2006/04)
売り上げランキング: 103243
おすすめ度の平均: 3.5
1 ありがちだから役に立たない。
3 なるほどね
5 20代会社員の疑問は、いまさら聞けない永遠のテーマ

【私の評価】★★☆☆☆(64点)


■著者紹介・・・山本 直人(やまもと なおと)

 1964年生まれ。博報堂にてコピーライター、
 ブランドコンサルティング、人材開発を経験して、2004年独立。
 青山学院大学、産業能率大学講師。

─────────────────

■関連書評■
a. 「スピリチュアル ワーキング・ブック」江原 啓之、三笠書房
【私の評価】★★★★★

b. 「仕事ができる人の心得」小山 昇、阪急コミュニケーションズ
【私の評価】★★★★★


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2007年10月22日

「手紙屋」喜多川 泰、ディスカヴァー21 :79点, 喜多川泰 

手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~
【私の評価】★★★☆☆(79点)


■就職活動中の大学生が、「手紙屋」と
 10通の手紙のやりとりをしながら、
 人生の知恵を学んでいくストーリーです。


 学習塾を経営する著者の受験生へ伝えたい思いが
 凝縮した一冊となっています。


■まず、「自分に向いた仕事はあるのでしょうか?」
 というよくある質問に対しては、
 「やってみなければわかりません」と答えています。

 これは、事実であり、
 そのために事前にアルバイトなどを通じて、
 仕事というもの、会社というものを知る必要があるのでしょう。


 ・ある仕事が自分に向いているかどうかは、やってみなければわかりません。
  ・・・いざ始めてみると自分には向いていなかったということを思い知らされ
  ・・・続けていくうちに思いもよらなかった喜びを発見する(p132)


■また、目標を持っている人に対しても、
 ただ●●になるだけでなく、どののような●●になるかが
 重要だと教えています。

 つまり、医者になること自体が目的なのではなくて、
 多くの人の命を救う医師になることが目的になるべきなのです。


 ・本当にその女子高生が言うように、それほど勉強しなくても
  なれるものだとしても、大切なのは保育士になることではなく、
  “どんな保育士になるか”ということのはずです。(p166)


■著者の喜多川さんの持論として、
 よりお金を稼げる人になるべきだというものがあります。

 これは、お金というものは、( 感謝 )の代わりであり、
 より多くの人に求められる仕事をすることにより、
 結果的に( 感謝 )がお金の形となって集まってくるのです。


 ・一人でも多くの人から必要とされるのを目標にすることは、
  何よりも重要だと思うんです。そして、それを忘れずに行動する限り、
  結果としてあなたの受け取る報酬は大きくなり続けるでしょう。(p186)


■物語形式で読みやすい一冊となっています。

 大学生だけでなく、
 20代の仕事とは何なのかと悩んでいる方にもお勧めの一冊です。
 ★3つとしました。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・『今、目の前にあるものに全力を注いで生きる』ことです。・・・
  目の前に現れる壁は、一見あなたにとって必要なさそうなものに見えても、
  自分が進もうとする人生にどうしても必要だから現れるのです。(p169)


 ・倒れなかった者が強いんじゃなくて、
  倒れても立ち上がる者が本当に強いんだよ(p92)


 ・世の中にはたくさんの素晴らしい考えを持った人がいて、
  たくさんの素晴らしい成功を収めた人がいます。
  そしてその数だけ、世の中には“本”があります。(p207)


▼引用は、この本からです。

手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~
喜多川 泰
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2007/08/15)
売り上げランキング: 2881
おすすめ度の平均: 5.0
5 心がスキッとする本でした
5 がんばるぞー!となれる本
5 何度も何度も読みこむ価値のある本

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■著者紹介・・・喜多川 泰(きたがわ やすし)

 1970年生まれ。横浜で学習塾聡明舎を設立。
 高校生を中心に英語を教える一方で、授業に取り入れるべく
 自己啓発の研究を続ける。
 「君と会えたから・・・」「賢者の書」などを執筆。

─────────────────

■関連書評■
a. 「賢者の書」喜多川 泰、ディスカヴァ21
【私の評価】★★★★★

b. 「君と会えたから・・・」喜多川 泰、ディスカヴァ21
【私の評価】★★★★★


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2007年10月20日

「「法令遵守」が日本を滅ぼす」郷原 伸郎、新潮社 :郷原伸郎 

「法令遵守」が日本を滅ぼす (新潮新書 197)
【私の評価】★★☆☆☆(69点)


■検察出身の著者が見た
 日本の法律とはどのようなものなのでしょうか。

 まず、著者が取り上げるのは、( 談合 )の取り締まりです。
 確かに談合は時代に合わないものです。

 けれども、談合にも良い面があったから行われてきたのであり、
 公共事業の発注の仕組みを残したままで
 談合だけを悪者にしても、安く良い公共事業が行われるとは限りません。

 ・マスコミの報道は、「談合は独禁法違反だから駄目だ」・・・
  という単純なものばかりです。・・・独禁法を遵守しているかどうか
  だけを絶対的な基準にする報道姿勢が、社会の風潮を法令遵守至上主義に
  してしまっているひとつの原因です。(p114)


■また、ライブドア事件、村上ファンド事件、
 耐震強度偽装事件などについても

 法律に違反したかどうかが問題となっているだけで、
 適性な決算、建物の安全性確保など
 事件の本質が報道されていない実体があるようです。


■法律が実体に合わなくなっているにもかかわらず、
 今もマスコミは法律さえ守っていれば良い、
 違法は悪、といった報道が行われています。

 その背景には、官庁が自分の責任を回避するために、
 記者クラブを通してマスコミをコントロールしている
 実態もあるようです。

 ・記者クラブの存在は、官庁などが公表する情報を、各マスコミが
  誤りなく報道することに役立っています。しかし、その反面、報道姿勢が
  取材対象である官庁や団体の意向に左右されがちです。
  捜査当局を例にあげれば、所属記者が批判的な報道をした場合には、
  有形無形の不利益を受けることも珍しくありません。(p119)


■検察官から見ても、現行の法律には
 問題が多いことがわかりました。

 法律遵守だけでなく、本来の法律の目的を達成する
 法律となることを祈って、★2つとします。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・三菱自動車の2回目のリコール隠し事件が発覚し、まさにメディア
  ・スクラムによるバッシングが吹き荒れていたとき・・・ある記者が、
  「車の発火事故があったら警察に電話をして、『三菱ですか』
  と聞いて、他の会社だったら電話を切ります」と言っていました。
  (p122)


 ・株券の印刷が間に合わず、売り手が株券の受け渡しが
  できないことを見越して、百対一の株式分割を繰り返したのが
  今話題の企業である。(p59)


▼引用は、この本からです。

「法令遵守」が日本を滅ぼす (新潮新書 197)
郷原 信郎
新潮社 (2007/01/16)
売り上げランキング: 4315
おすすめ度の平均: 4.5
4 法令と社会的要請との「ズレ」をくみとる
5 現代の経済法の親玉?
4 カタカナ英語を日本語にして納得してはいけない?

【私の評価】★★☆☆☆(69点)


■著者紹介・・・郷原 伸郎(ごうはら のぶお)

 1955年生まれ。東京地検特捜部、長野地検次席検事を経て、
 2005年から桐蔭横浜大学法科大学院教授、
 同コンプライアンス研究センター長。

─────────────────

■関連書評■
a. 「国家の罠」佐藤 優、新潮社
【私の評価】★★★★★

b. 「裁判のカラクリ」山口 宏、副島 隆彦、講談社
【私の評価】★★★★☆


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2007年10月19日

「清沢 洌(きよさわ きよし)」北岡 伸一、中央公論新社 :北岡伸一 

清沢洌―外交評論の運命 (中公新書)
【私の評価】★★☆☆☆(66点)


■日中戦争から、日米戦争に突入した昭和初期、
 清沢洌(きよさわ きよし)というジャーナリストが存在しました。

 清沢は移民としてアメリカにわたり邦字記者などをして10年ほど暮らし、
 帰国後、日本経済新聞社、朝日新聞社を経て、
 フリーの評論家として活躍しています。


■清沢のジャーナリストとしての評価が高いのは、
 戦争支持一色の日本国内で、満州事変、上海事変など
 その時代の流れに批判的な姿勢を崩さなかったことです。

 ・清沢は、満州事変に際しても従来の主張を変えることなく、これに的確な
  批判を加えたのである。・・・事変支持が最も明白であったのは新聞で
  あった。満州事変が勃発すると・・・日本の新聞は事変支持一色となった。
  (p103)


■また、太平洋戦争前に、日本がアメリカと戦争することに
 メリットがまったくないことを指摘していたのは、
 アメリカ移民としての10年の経験が現実を知っていたからでしょう。

 ・軍縮会議・・・清沢はがんらい、日本はアメリカと戦争することの
  出来ない国であり、また戦争する必要のない国だと考えていた。
  ・・・対米比率という発想自体が誤りであると清沢は言う。(p90)


■清沢は、行き過ぎた官僚主義が
 日本を亡ぼすとしています。

 これは、時代を超え、国家を超え、
 一つの真理でしょう。

 ・行き過ぎた統制は生産活動を阻害し、物資の自然な流通を妨げ、
  のみならず社会のモラルを破壊すると清沢は確信する・・・
  統制主義、官僚主義は日本を亡ぼす」と書いた。(p199)


■外交官は歴史に裁かれると聞いたことがありますが、
 マスコミも官僚も歴史に裁かれる点では同じだと感じました。

 清沢洌という存在から、
 国際情勢などの事実を達観する大切さを感じました。
 ★2つとします。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・清沢はしばしば国民の生活の問題を取り上げた。
  郵便局や鉄道の官僚主義・非能率・権威主義なども
  清沢のコラムの対象となった。(p42)


 ・清沢は、「私は一国の盛衰は結局その国民が多く生産するか
  せぬか、即ち労働するかせぬかによって決するものであることを
  信じるからであります」と述べて、中国の将来は明るいと論じた(p64)


 ・清沢から見れば会議の焦点が日米の比率になったこと自体が
  問題であった。・・・より大きな責任を負うべきは日本の新聞
  であった。各紙は声を揃えて、海軍とともに対米七割を強硬に
  主張していたからである(p91)


 ・(昭和9年)三月三十日の『報知新聞』の論説で清沢は、「我国において
  非常時が生んだ最も大きな産物は、官僚といふ行政的専門家が、
  無茶苦茶に威張り出したことである」と述べている。軍と新官僚を含めた
  「事務的官僚政治」が一貫性のある統一的国家意思の形勢を妨げている
  (p149)


 ・清沢は、旅行は人を賢くするというのは迷信で、むしろ
  狭い範囲の経験を絶対化する恐れがあり、読書時間を失っただけ、
  時勢に遅れたような気がすると告白している(p137)


▼引用は、この本からです。

清沢洌―外交評論の運命 (中公新書)
北岡 伸一
中央公論新社 (2004/07)
売り上げランキング: 7188
おすすめ度の平均: 4.0
4 アメリカとの協調を考えた国際均衡派
4 鋭い外交評論家。

【私の評価】★★☆☆☆(66点)


■著者紹介・・・北岡 伸一(きたおか しんいち)

 1948年生まれ。71年東京大学卒業。
 立教大学講師、助教授、教授を経て、
 97年より東京大学教授。
 2004年より国連代表部次席大使を務める。


─────────────────

■関連書評■
a. 「台湾人と日本精神」蔡 焜燦、小学館
【私の評価】★★★★★

b. 「日本の敗因」小室 直樹、講談社
【私の評価】★★★★☆


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2007年10月17日

「日本人はなぜ戦争をしたか」猪瀬 直樹、小学館 :猪瀬直樹 

日本人はなぜ戦争をしたか―昭和16年夏の敗戦 (日本の近代 猪瀬直樹著作集)
【私の評価】★★★☆☆(70点)


■昭和十六年十二月八日のハワイ真珠湾攻撃により、
 太平洋戦争がはじまりました。

 当時の内閣、議会、官僚、マスコミ、軍部は、ほとんどすべて開戦派であり、
 日本が戦争に突き進んでいく空気のようなものを
 この本は描写してくれます。

 ・「和平」という結論が出れば、若手将校によるクーデーターか、
  右翼による要人暗殺が起きかねない形勢にあった。(p84)


■そして、開戦前に軍官民の優秀な人員三十六名を集めた
 「総力戦研究所」が日米戦争をシミュレーションしています。

 その結果は、資源がなく、米国、中国、英国、ソ連に包囲された
 日本は必ず負けるというものでした。

 ・総力戦研究所研究生が模擬内閣を組織し、日米戦日本必敗の
  結論に辿り着いたのは昭和十六年八月のことであった。・・・
  日本が南方に石油を獲りにいったらどうなるか、という想定で
  シミュレーションが進められた。(p130)


■そのような現実を知る人はいるものの、
 日本はこの雰囲気の中で、開戦していくこととなります。

 六十年も前のことですが、
 一度世論が生まれると一斉に一方向に走ってしまう、
 今も変わらない日本の特性を感じてしまいました。

 当時の雰囲気を知るために良い本だと思いますので、
 ★3つとしました。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・彼(東條)は自分が頂点にいるとは思わない。天皇がいた。
  彼はその忠実な臣下であった。彼は軍人としてのファンクション
  (職分)のなかで生きていた。理念や思想があれば彼に制度の
  壁を破ることを期待するのは可能だが、それは望むべくもなかった。
  (p182)


▼引用は、この本からです。

日本人はなぜ戦争をしたか―昭和16年夏の敗戦 (日本の近代 猪瀬直樹著作集)
猪瀬 直樹
小学館 (2002/07)
売り上げランキング: 569
おすすめ度の平均: 4.5
5 戦争を知らない事はよくない
5 本当に「過去を直視」すべきは朝日新聞
5 悪質な多事争論

【私の評価】★★★☆☆(70点)


■著者紹介・・・猪瀬 直樹(いのせ なおき)

 1946年生まれ。
 「ミカドの肖像」「日本国の研究」など、
 日本という国家を考える書籍を多数出版。
 行革断行評議会委員として特殊法人の民営化に取り組む。


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■関連書評■
a. 「日本国の研究」猪瀬 直樹、文藝春秋
【私の評価】★★★★★

b. 「一気にわかる!空港の内幕」猪瀬 直樹、PHP研究所
【私の評価】★★★★☆


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2007年10月16日

「プリンシプルのない日本」白洲 次郎、新潮社 :白洲次郎 

プリンシプルのない日本 (新潮文庫)
【私の評価】★★★☆☆(79点)


■白洲次郎といえば、戦後処理において吉田茂の片腕として、
 日本国憲法成立などに関係し、
 さらには通商産業省を誕生させ、
 東北電力会長を務めた大物です。

 その生い立ちは変わっていて、大金持ちの子息であり、
 イギリスのケンブリッジ大学へ留学。


■この本は、白洲次郎が雑誌などに発表した文書をまとめたものですが、
 その内容は( 日本人への警告 )となっています。


■まず、本人も率直に話す人だったようですが、
 イエスマンがとにかく嫌いだったようです。

 イエスマンは事実を話さずに、
 相手に都合の良い話ばかりするために、
 現実を歪めてしまうという怖さがあります。

 ・終戦直後、私が終戦連絡[中央]事務所に居た時分の印象の一つで、
  いまも頭に残っていることがある。それは一番平気で米軍側に
  立ち向かったのは、昔の内務省出身の役人が多かったこと。(p65)


■また、良いことであれば外国に学ぶ、
 問題があれば議論するといった、
 論理的で素直な考え方を推奨しています。

 ・当時日本で外国のことを誉めると評判が悪かったので
  みんな異口同音に、日本が一番、外国に学ぶ処は皆無と言った
  ではないか。こういう種類の狭い国粋論と一人よがりの馬鹿さ加減が
  戦争開始に貢献(?)したことは多大であったとも言える。(p98)


■最後に、国際感覚を学ぶ教育の必要性を強調しています。

 当時、北欧の国際感覚を激賞しているところは、
 これこそ白洲次郎の国際感覚の良いことを
 証明していると思いました。

 ・将来の日本が生きて行くに大切なことは、・・・日本の国の
  行き方ということを、国際的に非常に鋭敏になって考えて行くことだ。
  ・・・この国際感覚という問題だが、日本は北欧の人みたいに、
  地理的の条件に恵まれてないから、これを養成するには
  やはり勉強するよりほかにしょうがない。(p30)


■白洲次郎の言葉は、戦前・戦後を反省する形となっていますが、
 現在の日本でもそのまま当てはまる警告が含まれているように
 感じました。

 率直に話したほうが、関係は長続きするという警句は
 身にしみました。★4に限りなく近い★3つとします。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・当時満州にいた日本の高官連は、日本語を上手に話し日本人に
  接近することに努力していた満州人連に話を聞いて、その連中の
  言うことを以って満州大衆の意見とした。結果は全然違っていた。
  ・・・個人関係に於いても、国際関係に於いても永続きする友情は
  双方が腹を打ち開けて話すことである。(p56)


 ・政府が悪い、与党がなってない、反対党が無茶だと批判しはじめれば
  きりがないが、私はまずマスコミの反省を望みたい新聞などの
  一番大切な使命は真相の報道である。・・・たとえば政府与党が
  過半数を制している議会においては、政府与党の提出する法案が
  成立することは当たり前であるということを認めないのか。(p245)


 ・日本人は盛んに、現実を凝視せよ、なんて言うけどね、事実を
  事実と認めて黙って見ているんじゃいけないんだ。議論したければ
  議論すればいいんだ。ところが、痛烈なことを言うと恨むんだね。
  人の前で恥をかかしたって、面子々々・・・(p274)


▼引用は、この本からです。
(

プリンシプルのない日本 (新潮文庫)
白洲 次郎
新潮社 (2006/05)
売り上げランキング: 402
おすすめ度の平均: 4.5
5 面白かったです
4 一本筋な生き方
5 ダンディズムとはこの人のためにある言葉

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■著者紹介・・・白洲 次郎(しらす じろう)

 1902年生まれ。兵庫県芦屋の実業家の次男として生まれる。
 イギリス・ケンブリッジ大学に留学。帰国後は、英字新聞記者、
 商社などに勤務するが、敗戦を見越して町田市で百姓となる。
 吉田茂に請われて終戦連絡中央事務局参与となり、日本国憲法
 成立に関与。通商産業省を誕生させる。東北電力会長などを
 勤め、1985年逝去。


■関連書評■
a. 「ボロボロになった覇権国家」北野 幸伯、風雲舎
【私の評価】★★★★★

b. 「中国の「核」が世界を制す」伊藤 貫、PHP研究所
【私の評価】★★★★★


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2007年10月15日

「中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日」 :87点, 北野幸伯 

中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日―一極主義 vs 多極主義
【私の評価】★★★★☆(87点)


■40歳になってわかることは、
 実は世の中とはシンプルな考え方によって
 動いているということです。

 本書は、複雑に見える国際関係を
 国家指導者の視点で簡単に説明してくれます。


■まず、すべての前提として、
 アメリカは最強の軍事国家であり、かつ
 ドルという基軸通貨(国際通貨、世界通貨)を持っているということです。

 そして、そのドルはアメリカの貿易赤字により、
 長期的には価値が下がってきており、
 もしドル体制が崩壊すれば、アメリカも崩壊することになります。

 ・頭の片隅に、次の言葉をとどめておいてください。
  「アメリカは、ドル体制に挑戦する国があれば、
   軍事力を使ってでもそれを阻止する(p64)


■そして、ドルが弱くなるなかで、
 中国という巨大な国家が経済発展によって、
 エネルギー消費量を増やし、
 軍事力を強化しているとう現実があります。

 米国が中国との紛争は必至と考えても
 不思議ではありません。

 ・もし中国のエネルギー消費量がアメリカ並みになれば、
  この国は世界の生産能力を超える石油を必要とするようになる。・・・
  中国がアメリカとの紛争は必至と考えても不思議ではないし、
  それに備えていると思われる。(p90)


■著者の北野さんの助言は次のとおりです。

 1 アメリカがイランを攻撃する前に、憲法改正はしない。

 ・イラン情勢がクリアになるまで、憲法を改定するべきではありません。
  なぜでしょうか?・・・アメリカがイランを攻撃する・・・
  第一に、日本は国連を無視する悪者になる。
  第二に、日本は10億人のイスラム教徒を敵にまわすことになる。(p230)

 2 日中紛争を避けるために日中のパイプを太くする。

 ・アメリカがやろうと思えば、日中をぶつけることは
  難しくないのです。それで、両国疲弊したところを見計らい、
  北京を攻略。親米傀儡政権を樹立し、ドル圏にとどめる。
  ・・・日本は・・・中国とのパイプを今から再強化させておく
  必要があります。(p236)


■新聞、テレビのニュース、討論番組ではまったく理解できない
 国際情勢が、この一冊で見えてきます。

 これまでの予想的中率からも、この本を読めば、
 テレビ・新聞は見る気になりません。
 ★4つとしました。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・石油がなくなる日・・・いつ枯渇するのでしょうか?
  これは、はっきりわからないのです