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「アサーショントレーニング」平木 典子 :88点, 平木典子 

アサーショントレーニング―さわやかな「自己表現」のために
【私の評価】★★★★☆(88点)


■アサーションとは何でしょうか?

 アサーションとは、
 「誠実に、礼儀正しく、言いたいことを言う」
 ことです。

 ・順番を待ち、さて、自分の番になったら、横から他の人が
  割り込んで買い物をしようとしました。こんなとき、
  あなたはどうしますか。(p3)


■普通の場合、
 人が他人から不利益を受けたとき、3通りの対応があります。

 一つ目は、感情的に怒る。【攻撃】
 二つ目は、不満に思いながらも、受け入れる。【非主張】
 三つ目は、礼儀正しく止めてくださいと言う。【アサーティブ】

 私は、二番目のパターンが多いでしょうか。
 あなたは、どうでしょうか。


■この本の目的は、三つ目のパターンができるように
 なることです。

 つまり、礼儀正しく、事実を伝えて、自分の意見、感情を伝える
 ことができるようになるということです。

 ・自分がやりたいことを言うことは人権として許される・・・
  もちろん、それを聞いた相手はあなたの申し出に対して、
  同意する権利もあるし、さらに別の提案をする権利もあります。
  (p40)


■実際には、言いたいことが言えなくなる要因が
 いくつかあります。

 まず、人に好かれようとする気持ちです。
 相手に悪く思われないようにしようとすると、
 どうしても相手に迎合してしまう場合が多くなります。

 ・人に好かれることにこしたことはないが、
  必ず好かれるとは限らないし、
  まして、好かれなければならないことはない(p86)


■また、相手を傷つけないようにと
 考えすぎると、行動できなくなってしまいます。

 相手を傷つけるのはよくありませんが、
 自分が傷つくのも同様によくないのですから、
 どんなに配慮しても傷つけてしまうことがあるということを
 自分で納得しておく必要があるのでしょう。

 ・傷つけまいと必死になるよりも、傷つけてしまうことが
  あり得ることをいつも心にかけ、その時の後始末の方法を
  身につけることが大切です。(p92)


■アサーショントレーニングという本ですが、
 訓練の方法については、最後にちょっとだけ概要が
 書いてあるだけでした。

 その点だけが残念でマイナスにしましたが、
 私たちが人生を生きていく上で、必須の内容でしたので、
 限りなく★5に近い、★4としました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・人と話をしたり、一緒に何かをしようとすることは、
  自分を知らせることであり、それなしにはことは進まないのです。
  人間関係には自分を開くことが不可避なのです。(p105)


 ・相手から怒りを向けられて緊張・・・そんなときは、
  「怖い」とか「動揺している」とか、「ちょっと待ってください」など、
  自分の防衛的な気持ちを表現することが必要です。・・・
  もし、それでも解決できない場合は、第三者に仲介を頼むのも有効(p147)


▼引用は、この本からです。

アサーショントレーニング―さわやかな「自己表現」のために
平木 典子
日本・精神技術研究所 (1993/10)
売り上げランキング: 1021
おすすめ度の平均: 4.5
5 思いこみをくつがえす
3 アサーションと看護師
4 アサーションを知らない初心者

【私の評価】★★★★☆(88点)


─────────────────

■関連書評■
a. 「コミュニケーションのための催眠誘導」石井裕之、光文社
【私の評価】★★★★★

b. 「できる男の話し方」向谷 匡史、三笠書房
【私の評価】★★★★★

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