「外資の常識」藤巻 健史、日本経済新聞社 :77点, 藤巻健史
|
|
■伝説のディーラー、円安信奉者、
モルガンの元東京支社長といえば、藤巻さんです。
15年間、ディーラーとして毎年利益を出し続けた実績は、
すごいの一言でしょう。
(ソロスのところでは失敗したようですが)
■しかし、この本、20%が仕事の話で、
残り80%がジョークという笑える一冊です。
・横綱貴乃花が完璧な相撲で圧勝した。
思わず「強えなあ、大蔵省みたいだ」とつぶやいたのを、
部下たちに聞かれてしまった。大蔵省の為替介入にいつも
振り回されるディーラーのつぶやきである。(p74)
■日本の経済についてちょっと知識を仕入れながら、
クスッと笑える異端の一冊でした。
ほんと面白いので、★3つとしました。
─────────────────
■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・私はモルガンに入社後の2年間、まったく金を使わなかった。
将来なにがあっても大丈夫なように給与のほとんどを貯金した。
・・・「雇用に不安があると、人はまったく消費に金を回さない」
ということである。(p375)
・我々米銀に勤めるディーラーは、米国中央銀行の指導により
2週間の連続休暇を義務づけられていた。「不正を続けるには
たえず出社していなければならない」という発想のためらしい。
(p324)
・もはや日本の財政事情を考えると「インフレを作らざるをえない」
ところまで現状は来ているように思われる。(p388)
・経常赤字となれば、国内で不足するドルの相場は急上昇する。
「日本国債の消化を外国からの資本導入に頼らざるを得なくなる」
ため、長期金利は急騰する。すなわち円安・長期金利高の世界である。
(p155)
▼引用は、この本からです。
日本経済新聞出版社 (2007/11/01)
売り上げランキング: 2311

伝説のディーラー
ちょっと覗き見気分で読むと良い本。
タイトルどおりに読むといい意味で裏切られる!【私の評価】★★★☆☆(77点)
■著者紹介・・・藤巻 健史(ふじまき けんじ)
フジマキ・ジャパン代表取締役。
1950年生まれ。三井信託銀行入行。
85年モルガン銀行入行。資金為替部長、東京支社長を歴任。
伝説のディーラーとして活躍。
2000年ジョージ・ソロスの投資アドバイザーとなる。
─────────────────
■関連書評■
a. 「娘に贈る12の言葉」ジム・ロジャーズ、日本経済新聞社
【私の評価】★★★★★
b. 「為替がわかれば世界がわかる」榊原 英資、文藝春秋
【私の評価】★★★☆☆
読んでいただきありがとうございました!
この記事が参考になった方は、クリックをお願いいたします。
↓ ↓ ↓
人気ブログランキングに投票する
![]()
![]()
![]()
| メルマガ「1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』」 40,000名が読んでいる定番書評メルマガです。購読して読書好きになった人が続出中。 |
| 配信には『まぐまぐ』を使用しております。 |
お気に入りに追加|本のソムリエ公式サイト|発行者の日記










