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2008年01月18日

「自殺という病」佐々木 信幸、秀和システム :佐々木信幸 

自殺という病―毎年3万人の自殺者を減らすために、あなたができること
【私の評価】★★★☆☆(74点)


■先日、東京に出張しましたが、
 乗った電車が「人身事故のため停車」しました。

 また自殺か・・・首都圏では人口が多いだけに、
 電車への飛び込みも多いようです。


■日本では毎年三万人が自殺していますが、
 先進国の中では非常に高い自殺率になっています。

 (自殺率の上位はリトアニア、ロシア、ベラルーシ、ウクライナ・・・
  旧ソ連の国々が高いですね)


■どうして自殺するのかと普通の人は考えますが、
 精神科医から言わせると、自殺は( 病気 )だというのです。

 正常な判断をくだせない精神状態があり、
 「認知障害」といえる状態となることがあるのです。

 ・ 自殺を考えている人の脳では、特にセロトニンという伝達物質が
  少なくなっていることがわかっています。脳内のエネルギー不足の
  ような状態で・・・「認知障害」の状態で出した「自分は死ぬべき
  である」という結論は、果たしてその人が自分の意志で死を決断
  したことになるのでしょうか?(p33)


■また、どうしたときに、自殺の可能性が高まるかといえば
 人生の目的を喪失したときが危ないようです。

 つまり生きる意味を失ったときに、
 人は思い切り落ち込むのです。

 ・女性は40代、男性は50代、60代で、心理的な危機をむかえやすい
  といわれます。・・・「人生の目的の喪失」です。女性の場合は、
  人生の目標を子育てにおき・・・男性の場合は・・・「仕事」(p72)


■こうした人に対して、どう対応すれば良いのかとといえば、
 ただ、聞くだけ。
 ただ、( 傾聴 )することが大切だそうです。

 ・自殺を考える人との上手な会話法・・・
  ただ傾聴すればいい(p160)


■自殺については、日本人が真剣に考えるべき
 テーマだと思います。

 自殺についての基礎知識を学ぶには最適な一冊だと思いましたので、
 ★3つとしました。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・アメリカの自殺者は日本の自殺者とほぼ同じです。ただし
  アメリカの人口は約二億八千万人です。日本は約一億二千万人ですから、
  ・・・アメリカの2.4倍も自殺率が高いのです。
  イギリスに比べると3.2倍です。(p30)


 ・キリスト教もイスラム教もユダヤ教も仏教も、その他ほとんどの
  宗教は、すべて自殺を禁止していて、世界中のほとんどの人達は
  「自殺はしてはいけないものだ」という共通認識を持っています。(p47)


 ・病苦は自殺動機のトップクラス・・・自殺者の約90パーセントは、
  何らかの精神疾患にかかっている(p60)


 ・自殺念慮を持っている人にとっては、お酒はさらに危険な凶器
  となります。それは、酩酊状態、つまり酔っ払った状態で自殺
  行動を起こす人が非常に多いからです。(p89)


▼引用は、この本からです。

自殺という病―毎年3万人の自殺者を減らすために、あなたができること
佐々木 信幸
秀和システム (2007/03)
売り上げランキング: 3045
おすすめ度の平均: 5.0
4 自殺も病。
5 誰もが読んでほしい本
5 本当に人を救う本

【私の評価】★★★☆☆(74点)


■著者紹介・・・佐々木 信幸(ささき のぶゆき)

 1965年生まれ。精神科医。
 2004年より、うつ病・自殺研究で有名な
 イリノイ大学シカゴ校精神科に勤務する。
 メルマガ「シカゴ発 映画の精神医学」「ビジネス心理学」発行。

─────────────────

■関連書評■
a. 「朝食抜き!ときどき断食!」渡辺 正、講談社
【私の評価】★★★☆☆

b. 「病気にならない生き方」新谷 弘実、サンマーク出版
【私の評価】★★★★★


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2008年01月17日

「福沢 諭吉 国を支えて国を頼らず」北 康利 、講談社 :北康利 

福沢諭吉 国を支えて国を頼らず
【私の評価】★★★☆☆(77点)


■慶応義塾の創設者、『学問のすゝめ』の著者、
 一万円札の肖像となっている福沢諭吉の生涯を記した一冊です。

 福沢諭吉の功績としては、
 学問の必要性を広め、自主独立の精神を広めたこと、
 そして西洋の知識を日本に紹介し、脱亜入欧をぶったことでしょう。


■緒方洪庵の適塾において頭角を表わし、
 25歳で幕府全権団の随行としてアメリカを視察しています。

 ここでは、アメリカの豊かさ、
 自由・平等を標榜するアメリカ市民社会に
 大きく影響を受けたようです。

 ・(1959年)当時の日本では鉄は貴重品。火事の後には、焼け残った釘を
  拾いに多くの人が集まったほどだったが、ここサンフランシスコでは
  無造作に捨てられている。アメリカの豊かさの前に息を飲んだ。(p77)


■そして、『西洋事情』と『学問のすゝめ』を発刊。

 『学問のすゝめ』は、17編の小冊子であり、
 300万部以上の人の読まれたと言われています。

 ・明治五年(1872年)二月、『学問のすゝめ』初編が発刊された。
  <賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとによりて出来るものなり>
  ・・・<この人民ありてこの政府あり>という言葉などは実に
  辛辣な警句である。(p159)


■<この人民ありてこの政府あり>など、今の日本人にたいして
 福沢諭吉が怒っているような錯覚に陥りました。

 学ぶことの必要性と自主独立の精神は、
 その重要性は今も変わりません。
 ★3つとしました。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・諭吉がその金を書籍購入に充てた。マンデビルの英文法書を二百余冊、
  ウェブスター大辞書42冊、クアッケンボス窮理書(現在の物理書)76冊、
  地図帳33冊等々、買った大きい箱で10箱近くに達した(p113)


 ・慶応義塾では「欧米の学問と自主独立の精神」を徹底的に叩き込んだ。
  ここで「欧米の学問」と言っているのは、・・・実生活に役立つ知識を
  意味している。後にこれを「実学」と表現した。(p156)


 ・(大隈重信には)その人柄を慕って人が集まった。早朝五時には起床、
  庭を一、二時間かけて散歩し、夜は九時には就寝するという規則的な
  生活を守り、「人間125歳寿命説」を主張するほど頑健であった。(p208)


 ・イギリスが朝鮮の巨文島を占領したり、ロシアが朝鮮宮廷内の親露派と
  示し合わせて陸路朝鮮へ侵入を企てたりしているにもかかわらず、朝鮮政府の
  対応が弱腰なことに愛想を尽かし・・・<人民の生命も財産も独立国民の誇りも
  守ってやれないような国は、むしろ亡びてしまうほうが人民のためだ>とまで
  書いたため即座に発行停止を食らった(p312)


▼引用は、この本からです。

福沢諭吉 国を支えて国を頼らず
北 康利
講談社 (2007/03/30)
売り上げランキング: 3480
おすすめ度の平均: 5.0
5 我々が忘れかけているもの
4 今一つ訴求力に欠くが力作であることは間違い無い
5 理想の教育のカタチ

【私の評価】★★★☆☆(77点)


■著者紹介・・・北 康利

 1960年生まれ。大学卒業後、銀行系証券会社勤務。
 PHP研究所「次代を考える東京座会」メンバー。
 著書多数。

─────────────────

■関連書評■
a. 「中国の「核」が世界を制す」伊藤 貫、PHP研究所
【私の評価】★★★★★

b. 「華僑 大資産家の成功法則」小方 功、実業之日本社
【私の評価】★★★★☆


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2008年01月16日

「千年、働いてきました」野村 進、角川書店 :野村進 

千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン (角川oneテーマ21)
【私の評価】★★★★☆(84点)


■日本には、創業百年以上の会社が、
 十万社以上あるそうです。

 ところが、日本を除くアジアでは、
 百年以上の会社自体がそれほどないという事実が
 あります。

 ・創業百年以上・・・十万社以上と推定されている・・・日本以外のアジア
  では、まず百年以上も歴史のある店や会社を探すのすら、相当に難しい。
  お隣の韓国には俗に「三代続く店はない」と言われる・・・
  中国には・・・百年以上続いている老舗が何件もある。(p23)


■この背景には文化的なものがあるのでしょうが、
 著者は、その理由として次の2つをあげています。

 まず、日本人が職人を好むことから、
 その職人の技術が、代々受け継がれる可能性が高いこと。

 ・さまざまな分野で、手仕事の稼業や製造業が、親から子へ、
  子から孫へ、孫から曾孫へ、曾孫から玄孫(やしゃご)へ・・・、
  と受け継がれている。・・・“職人”を好む(p31)


■そして、会社を同族内だけで運営するのではなく、
 優秀であれば養子などに経営を任せるなど、
 人事の自由度が高いということです。

 ・華人を含むチャイニーズの企業で、実の長男をさしおいて、養子や
  赤の他人がトップに立つことは、まず絶対に考えられない。・・・
  一方、日本の商都・大阪には「息子は選べないが、婿は選べる」
  という言い習わしがある。(p134)


■日本だけに、十万社もの百年続く企業があるという
 事実に、少し日本人としての誇りがもてました。

 日本人というものを考える一つの視点になると
 思いましたので、★4つとします。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・世界最古の会社はどこにあるのだろうか?・・・
  実はここ日本にある。その会社、いつから現在まで続いているのか?
  ・・・答えは、西暦578年、時代で言えば、なんと飛鳥時代(p19)


 ・三百年も続いてすごいなと思われるかもしれないですけど、
  実際われわれとしては三百年生きてきたという認識は持ってないんですよ。
  それはあくまでも結果ですよね。毎日毎日積み重ねた結果が三百年になったわけ
  でして、それは五百年経ったとしても同じでしょう。(福田金属)(p49)


 ・世界最大のシェアを誇るノキアのケータイにも、エプソントヨコムの
  人工水晶が埋め込まれている。ちなみに、ノキアもまたフィンランドの
  老舗企業で、1865年の設立時は製紙会社だった。(p177)


 ・中国じゃ従業員が、よく会社の品物を黙って持って帰っちゃう。・・・
  会社への忠誠心なんてないんだから。それなのに経済産業省のバカどもは、
  うちら中小企業に『中国に行ったらどうですか』とか、いまだに言ってくる。
  中国に出て裸で帰ってくる人がいっぱいいるっていうのにね。(p172)


▼引用は、この本からです。

千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン (角川oneテーマ21)
野村 進
角川書店 (2006/11)
売り上げランキング: 2890
おすすめ度の平均: 4.5
5 老舗は「動」の組織
5 私も前から気になっていました。
5 老舗企業が老舗企業たる所以

【私の評価】★★★★☆(84点)


■著者紹介・・・野村 進(のむら すすむ)

 1956年生まれ78年フィリピンに留学。
 「フィリピン新人民軍従軍記」を発表し、ライターとなる。
 アジア地域、医療、メディアなどの分野で取材、執筆を続ける。
 拓殖大学国際開発部教授。

─────────────────

■関連書評■
a. 「中国の「核」が世界を制す」伊藤 貫、PHP研究所
【私の評価】★★★★★

b. 「華僑 大資産家の成功法則」小方 功、実業之日本社
【私の評価】★★★★☆


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2007年11月08日

「僕の見た「大日本帝国」」西牟田 靖、情報センター出版局 :西牟田靖 

僕の見た「大日本帝国」―教わらなかった歴史と出会う旅
【私の評価】★★★☆☆(73点)


■「大英帝国」という言葉があったように、
 「大日本帝国」という言葉がありました。

 大日本帝国とは、日本、台湾、朝鮮半島、サハリンの南半分、
 そして太平洋の島々からなる国家です。

 ・戦前のアジア太平洋地域の地図を見ると、日本の領土が現在より
  ずいぶん広いことに気がつく。朝鮮半島や台湾、サハリンの南半分、
  そして太平洋の赤道のあたりまでが日本領となっているのだ。(p17)


■著者の西牟田さんは、この「大日本帝国」の地図を見て、
 これらの日本領であった国々を旅してみようと決心しました。

 短期間の旅で、現地の実際の姿を知ることはできないでしょうが、
 現地に行かないよりは、より現実に近づけるはずです。


■南の島には、日本へのアメリカ侵攻を防ぐために、
 少ない武器で、玉砕していった人たちの名残がありました。

 日本の国のために自分の命を捧げた人たちがいた
 という事実を私たちは知らなくてはなりません。

 ・(ペリュリュー)神社には敵将ミニッツ提督の言葉の彫られた碑もあった。
  「この島を訪れるすべての国の人よ。この島を守った日本軍将兵が、
  いかに勇敢に祖国愛に燃えて戦い、玉砕したかを語り伝えよ」(p354)


■最近、沖縄で集団自決を日本軍が強制したという記述が
 教科書から削除されて問題になりましたが、
 気持ちはわからないではありませんが、
 日本軍がすべて悪いというのは、現実とは違うように感じました。

 ・そのころの日本人はアメリカ人など見たことがない人が多かったし、
  捕まったら殺されると思っていたのは仕方のないことなのかもしれない
  (その後終戦直前にソ連軍がなだれ込んできた満州では現実に地獄絵図が
  繰り広げられたのだ)。(p380)


■戦前は、日本の軍事力をちゃんと把握していませんでしたが、
 今は、愛国心の大切さをちゃんと把握していないように感じます。

 反日・愛国などということではなく、
 日本の歴史と、日本を考えるために良い本だと思いましたので、
 ★3つとします。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・「特攻隊の人たちは精神が純粋で『お国のために』と思っていましたから、
  任務を疑問に思っている人は見かけませんでした」(台湾の鄭さん)


 ・満州から来た日本兵に、食いものと女持ってこい、と怒鳴られたこと
  もありましたよ。・・・日本は戦争に負けてしまったが、日本が戦った
  からこそアジアが列強から解放されたとう側面もあったんだよ。
  (韓国の張さん)(p172)


 ・グアムを除く島々は二十世紀の前半、南洋群島と呼ばれ、
  三十年ほどの間、日本に統治されていた。ドイツ領だった
  ミクロネシアを日本が無血占領したのは1914年(大正3年)、
  第一次大戦中のことだった。(p331)


▼引用は、この本からです。

僕の見た「大日本帝国」―教わらなかった歴史と出会う旅
西牟田 靖
情報センター出版局 (2005/02)
売り上げランキング: 35115
おすすめ度の平均: 4.0
2 ただの旅行記。
5 等身大のアジアがそこにある!
1 旅行記としては★5つ

【私の評価】★★★☆☆(73点)


■著者紹介・・・西牟田 靖(にしむた やすし)

 1970年生まれ。8か月会社員として勤め、
 地球一周の船旅に出て、ライターとなる。
 タリバン支配下のアフガニスタン侵入、
 空爆停止直後のユーゴスラビア突入など
 挑戦的な旅を続ける。

─────────────────

■関連書評■
a. 「台湾人と日本精神」蔡 焜燦、小学館
【私の評価】★★★★★

b. 「梅干と日本刀」樋口 清之、祥伝社
【私の評価】★★★★★


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2007年11月07日

「日本の食と農」神門 善久、NTT出版 :神門善久 

日本の食と農 危機の本質 (シリーズ 日本の〈現代〉)
【私の評価】★★★☆☆(70点)


■学者さんが日本の農業を分析すると、
 こうなるんだろうな、という一冊でした。

 まず、農業経営が非常に厳しいものであり、
 人一倍働かなくては成り立たないことはわかるようです。

 現状の農産物の流通では、農家に入るお金は、
 10%くらいでしかないのですから、
 農家は流通を含めてコスト削減努力が必要となります。

 ・現在の家庭の食費の大部分は加工や流通などにお金をかけている
  のであって、農産物そのものにはお金をかけていない。青果物の場合、
  小売価格の10~40%程度しか農家の手元には行かない。(p36)


■しかし、それでも農家が農家であり続ける理由は、
 農水省のばらまく補助金と、
 将来の農地転用による土地の売却期待であるというのが、
 神門(ごうど)さんの分析結果です。
 現実は、そうなのでしょう。


■また、農協と農水省にしても、
 現状維持と組織の維持に努力をするのみです。

 自殺した農水相がいましたが、
 農水省の利権には、ものすごいものがありそうです。

 ・正直に農地法を改正するのではなく、新たな制度を作って
  農地行政を複雑にし、外部からわかりにくくするのが農水省の
  知恵である。農水省のホンネは零細農家の保護である。(p161)


■「現状はよくない」ということはよくわかりましたが、

 今後、どうすべきかについては、最後の数ページで、
 外国人労働者の活用と、海外からの食品輸入の促進を
 あげています。

 サントリー学芸賞を受賞するくらい良い分析とは思いましたが、
 批判が主で、提案内容が弱かったので、★2つに近い、★3つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・JAの法令違反は偽装表示だけではない。最近では全農秋田による
  自主流通米の架空取引および横領事件が耳目を集めた・・・
  雪印食品が消滅してしまったのに比べて、相変わらず巨大組織で
  不祥事を続けるJA(p77)


 ・生産者との顔が見える関係とかいって宅急便を活用したような流通は、
  実は流通経費を高め、資源の浪費という環境破壊を招いている
  可能性がある。(p22)


 ・BSEであれ、環境ホルモンであれ、どの程度の有害性を持つのか、
  現在科学が正確に解明したわけではない。・・・日々われわれが
  “安心”して食べているものに、BESの比ではなく有害性が科学的に
  検出されているものが多々ある。(p48)


▼引用は、この本からです。

日本の食と農 危機の本質 (シリーズ 日本の〈現代〉)
神門 善久
NTT出版 (2006/06/24)
売り上げランキング: 72739
おすすめ度の平均: 5.0
5 農家・官僚・政治家の行動原理をわかりやすく解説している
5 農業関係者はどう評価する?

【私の評価】★★★☆☆(70点)


■著者紹介・・・神門 善久(ごうど よしひさ)

 1962年生まれ。
 1984年京都大学農学部卒。京都大学博士。
 現在、明治学院大学経済学部教授。

─────────────────

■関連書評■
a. 「夢の百姓「正しい野菜づくり」で大儲けした男」横森 正樹
【私の評価】★★★★★

b. 「ニンジンから宇宙へ」赤峰 勝人、なずな出版部
【私の評価】★★★★☆


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2007年10月17日

「日本人はなぜ戦争をしたか」猪瀬 直樹、小学館 :猪瀬直樹 

日本人はなぜ戦争をしたか―昭和16年夏の敗戦 (日本の近代 猪瀬直樹著作集)
【私の評価】★★★☆☆(70点)


■昭和十六年十二月八日のハワイ真珠湾攻撃により、
 太平洋戦争がはじまりました。

 当時の内閣、議会、官僚、マスコミ、軍部は、ほとんどすべて開戦派であり、
 日本が戦争に突き進んでいく空気のようなものを
 この本は描写してくれます。

 ・「和平」という結論が出れば、若手将校によるクーデーターか、
  右翼による要人暗殺が起きかねない形勢にあった。(p84)


■そして、開戦前に軍官民の優秀な人員三十六名を集めた
 「総力戦研究所」が日米戦争をシミュレーションしています。

 その結果は、資源がなく、米国、中国、英国、ソ連に包囲された
 日本は必ず負けるというものでした。

 ・総力戦研究所研究生が模擬内閣を組織し、日米戦日本必敗の
  結論に辿り着いたのは昭和十六年八月のことであった。・・・
  日本が南方に石油を獲りにいったらどうなるか、という想定で
  シミュレーションが進められた。(p130)


■そのような現実を知る人はいるものの、
 日本はこの雰囲気の中で、開戦していくこととなります。

 六十年も前のことですが、
 一度世論が生まれると一斉に一方向に走ってしまう、
 今も変わらない日本の特性を感じてしまいました。

 当時の雰囲気を知るために良い本だと思いますので、
 ★3つとしました。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・彼(東條)は自分が頂点にいるとは思わない。天皇がいた。
  彼はその忠実な臣下であった。彼は軍人としてのファンクション
  (職分)のなかで生きていた。理念や思想があれば彼に制度の
  壁を破ることを期待するのは可能だが、それは望むべくもなかった。
  (p182)


▼引用は、この本からです。

日本人はなぜ戦争をしたか―昭和16年夏の敗戦 (日本の近代 猪瀬直樹著作集)
猪瀬 直樹
小学館 (2002/07)
売り上げランキング: 569
おすすめ度の平均: 4.5
5 戦争を知らない事はよくない
5 本当に「過去を直視」すべきは朝日新聞
5 悪質な多事争論

【私の評価】★★★☆☆(70点)


■著者紹介・・・猪瀬 直樹(いのせ なおき)

 1946年生まれ。
 「ミカドの肖像」「日本国の研究」など、
 日本という国家を考える書籍を多数出版。
 行革断行評議会委員として特殊法人の民営化に取り組む。


─────────────────

■関連書評■
a. 「日本国の研究」猪瀬 直樹、文藝春秋
【私の評価】★★★★★

b. 「一気にわかる!空港の内幕」猪瀬 直樹、PHP研究所
【私の評価】★★★★☆


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2007年10月16日

「プリンシプルのない日本」白洲 次郎、新潮社 :白洲次郎 

プリンシプルのない日本 (新潮文庫)
【私の評価】★★★☆☆(79点)


■白洲次郎といえば、戦後処理において吉田茂の片腕として、
 日本国憲法成立などに関係し、
 さらには通商産業省を誕生させ、
 東北電力会長を務めた大物です。

 その生い立ちは変わっていて、大金持ちの子息であり、
 イギリスのケンブリッジ大学へ留学。


■この本は、白洲次郎が雑誌などに発表した文書をまとめたものですが、
 その内容は( 日本人への警告 )となっています。


■まず、本人も率直に話す人だったようですが、
 イエスマンがとにかく嫌いだったようです。

 イエスマンは事実を話さずに、
 相手に都合の良い話ばかりするために、
 現実を歪めてしまうという怖さがあります。

 ・終戦直後、私が終戦連絡[中央]事務所に居た時分の印象の一つで、
  いまも頭に残っていることがある。それは一番平気で米軍側に
  立ち向かったのは、昔の内務省出身の役人が多かったこと。(p65)


■また、良いことであれば外国に学ぶ、
 問題があれば議論するといった、
 論理的で素直な考え方を推奨しています。

 ・当時日本で外国のことを誉めると評判が悪かったので
  みんな異口同音に、日本が一番、外国に学ぶ処は皆無と言った
  ではないか。こういう種類の狭い国粋論と一人よがりの馬鹿さ加減が
  戦争開始に貢献(?)したことは多大であったとも言える。(p98)


■最後に、国際感覚を学ぶ教育の必要性を強調しています。

 当時、北欧の国際感覚を激賞しているところは、
 これこそ白洲次郎の国際感覚の良いことを
 証明していると思いました。

 ・将来の日本が生きて行くに大切なことは、・・・日本の国の
  行き方ということを、国際的に非常に鋭敏になって考えて行くことだ。
  ・・・この国際感覚という問題だが、日本は北欧の人みたいに、
  地理的の条件に恵まれてないから、これを養成するには
  やはり勉強するよりほかにしょうがない。(p30)


■白洲次郎の言葉は、戦前・戦後を反省する形となっていますが、
 現在の日本でもそのまま当てはまる警告が含まれているように
 感じました。

 率直に話したほうが、関係は長続きするという警句は
 身にしみました。★4に限りなく近い★3つとします。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・当時満州にいた日本の高官連は、日本語を上手に話し日本人に
  接近することに努力していた満州人連に話を聞いて、その連中の
  言うことを以って満州大衆の意見とした。結果は全然違っていた。
  ・・・個人関係に於いても、国際関係に於いても永続きする友情は
  双方が腹を打ち開けて話すことである。(p56)


 ・政府が悪い、与党がなってない、反対党が無茶だと批判しはじめれば
  きりがないが、私はまずマスコミの反省を望みたい新聞などの
  一番大切な使命は真相の報道である。・・・たとえば政府与党が
  過半数を制している議会においては、政府与党の提出する法案が
  成立することは当たり前であるということを認めないのか。(p245)


 ・日本人は盛んに、現実を凝視せよ、なんて言うけどね、事実を
  事実と認めて黙って見ているんじゃいけないんだ。議論したければ
  議論すればいいんだ。ところが、痛烈なことを言うと恨むんだね。
  人の前で恥をかかしたって、面子々々・・・(p274)


▼引用は、この本からです。
(

プリンシプルのない日本 (新潮文庫)
白洲 次郎
新潮社 (2006/05)
売り上げランキング: 402
おすすめ度の平均: 4.5
5 面白かったです
4 一本筋な生き方
5 ダンディズムとはこの人のためにある言葉

【私の評価】★★★☆☆(79点)


■著者紹介・・・白洲 次郎(しらす じろう)

 1902年生まれ。兵庫県芦屋の実業家の次男として生まれる。
 イギリス・ケンブリッジ大学に留学。帰国後は、英字新聞記者、
 商社などに勤務するが、敗戦を見越して町田市で百姓となる。
 吉田茂に請われて終戦連絡中央事務局参与となり、日本国憲法
 成立に関与。通商産業省を誕生させる。東北電力会長などを
 勤め、1985年逝去。


■関連書評■
a. 「ボロボロになった覇権国家」北野 幸伯、風雲舎
【私の評価】★★★★★

b. 「中国の「核」が世界を制す」伊藤 貫、PHP研究所
【私の評価】★★★★★


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2007年09月13日

「官僚とメディア」魚住 昭、角川書店 : 

官僚とメディア
【私の評価】★★★☆☆(72点)


■著者紹介・・・魚住 昭(うおずみ あきら)

 1951年生まれ。75年、大学卒業後、共同通信社入社。
 司法記者としてリクルート事件などを取材。
 96年「沈黙のファイル-「瀬島龍三」とは何だったのか」で
 日本推理作家協会賞を受賞。
 同年、共同通信を退社、フリージャーナリストとなる。


─────────────────

■官僚組織とメディアは、記者クラブを通じて、
 密接な関係を持っています。

 メディアも情報組織ですから、
 組織の論理で、情報を選別し、報道しているわけです。

  ・報道が権力の介入やメディア側の自主規制によって
  ゆがめられるのは、ある意味では日常茶飯事だといってもいい。
  (p56)


■そういう意味では、最近の失言問題、政治と金などは、
 官僚の了解のもとに報道されていると考えてよいのでしょう。


■さらに、この本では、耐震偽装事件でうまく逃げ切った国土交通省、
 ライブドア・村上ファンド事件の国策捜査など、
 官僚、メディア、検察の関係の一端を見ることができます。

 ・02年4月、最高検は大阪地検特捜部に命じて、検察の裏金づくりを
  内部告発していた三井環・大阪高検公安部長を逮捕させた。・・・
  誰の目にも明らかな口封じ逮捕である。(p146)


■「真実こそが正しい」というような
 著者のやや硬直的な考え方に不安になりましたが、
 マスコミ、検察の現状を知るために
 参考となる一冊だと思います。★3つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・なぜ対米戦争を始めたのか」と聞いて回ったら、ある元参謀が
  こう答えた。「あなた方は我々の戦争責任を言うけど、新聞の
  責任はどうなんだ。あのときの新聞の論調は我々が弱腰になる
  ことを許さなかった・・・(p126)


 ・ライブドアの狙いは、言うまでもなくフジテレビの経営権奪取である。
  ・・・フジ・サンケイグループは記者を総動員してライブドアの
  アキレス腱を探らせている。(p133)


 ・良心的な地方紙の声が押し潰されたのは、
  電通が新聞社に絶大な影響力を持っているからだ。・・・
  新聞は収入の半分以上を広告に頼っている。(p186)


▼引用は、この本からです。

官僚とメディア
官僚とメディア
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魚住 昭
角川書店 (2007/04)
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おすすめ度の平均: 4.5
5 メディアの反応はいかが?
5 メディアをよりよく役立てるために・・・
5 権力とマスコミの仕組み

官僚とメディア」魚住 昭、角川書店(2007/04)¥720
【私の評価】★★★☆☆(72点)


■関連書評■
a. 「戦争広告代理店」高木 徹、講談社
【私の評価】★★★☆☆

b. 「CM化するニッポン」谷村 智康、WAVE出版
【私の評価】★★★☆☆


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2007年09月12日

「日本人から奪われた国を愛する心」黄 文雄、徳間書店 : 

日本人から奪われた国を愛する心 (徳間文庫)
【私の評価】★★★☆☆(70点)


■著者紹介・・・黄 文雄(こう ぶんゆう)

 1938年台湾生まれ。
 1964年来日。早稲田大学商学部卒業。
 著書多数。


─────────────────

■台湾出身の著者ですが、主張は次の3点です。

 1 非武装・平和主義は幻想である。
 2 中国は日本を仮想敵国とし、反日教育、軍備を強化している。
 3 非武装国家は侵略される。


■最近ではだいぶ少なくなりましたが、日本では
 日本国憲法を理由に軍隊(自衛隊)はいらないと
 主張する組織・識者がいます。

 また、専守防衛を理由に、
 軍隊としての機能を制限しようという考え方が浸透しています。

 ・憲法を盾に、「自衛」はもちろん「戦争放棄」や「軍備撤廃」
  といったことまで唱えるご仁も登場している。
  じつにおめでたい人々だとしか言いようがない。(p42)


■しかし、歴史を見れば、
 力のない国家が力を持つ国家に蹂躙され、属国とされる。
 時には、国家が消滅することさえあるのです。

 カルタゴはローマに負け、地球上から消滅しました。
 アメリカ先住民は、西欧人に土地を奪われました。
 チベットは、中国に侵略されました。

 ・チベットは非武装の仏教国で有名な国家だ。しかし、1951年に
  中国と平和協定(チベットの平和的解放のための17カ条)を結んだ
  とたん、中国は「農奴解放」を口実にチベットへ人民解放軍を送り込み
  ラサに進駐して、無理やりチベットを「開放」し、多くのチベット人を
  虐殺したのだった。(p132)


■日本は平和主義一辺倒ですが、
 周辺国家には、日本を仮想敵国とし、
 反日教育を行い、軍備を増強している国家が存在していることを
 忘れてはならないのでしょう。

 ・中国の青少年によるインターネット攻撃が非常に先鋭化してきている。
  大和民族を地球上から消滅させろ、核攻撃で日本を地球上から抹殺しろ、
  日本人には「倭族自治区」を与えてやるなどといった、
  罵詈雑言が飛び交っているのだ。(p73)


■著者の結論としては、敵意と核兵器を持つ敵国と
 対等に話をするためには、
 イギリスのように限定的な核兵器を持つしかないとの結論です。

 マシンガンを持った暴力団には、
 最低でも小銃を持ちたいと思うのと同じでしょうか。

 国家の存亡について考えさせられる一冊でしたので、
 ★3つとしました。

─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・日中境界海域で春暁ガス田を開発・・・中国の原子力潜水艦が日本の
  排他的経済水域を侵犯・・・沖ノ島周辺の日本の排他的経済水域内に
  再び中国の海洋調査船が無断で侵入・・・これのどこが「各国の経済
  自主権を尊重」「平等で国際経済に参与」・・・という姿勢だという
  のだろうか。(p47)


 ・朱鎔基が総理になった当初、彼が部下たちへの訓辞でしばしば使った
  言葉からもうかがい知ることができる。それは「君たちがぐずぐず
  していると、世界統一でEUに先を越されてしまうぞ」というもの
  だった(p294)


 ・中国には中途半端な平和主義者がみられない。なぜなら、中国で
  平和を叫んだりすれば、それは敵の「同路人」(同調者、追随者)
  とみなされ、即刻逮捕・投獄されるからだ。(p94)


▼引用は、この本からです。

日本人から奪われた国を愛する心 (徳間文庫)
黄 文雄
徳間書店 (2006/11)
売り上げランキング: 11254

日本人から奪われた国を愛する心」黄 文雄、徳間書店(2006/11)¥620

【私の評価】★★★☆☆(70点)


■関連書評■
a. 「日本軍のインテリジェンス」小谷 賢、講談社
【私の評価】★★★★★

b. 「台湾人と日本精神」蔡 焜燦、小学館
【私の評価】★★★★★


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2007年09月11日

「天晴れ!筑紫哲也NEWS23」中宮 崇、文藝春秋 : 

天晴れ!筑紫哲也NEWS23  文春新書 (494)
【私の評価】★★★☆☆(78点)


■著者紹介・・・中宮 崇(なかみや たかし)

 1970年生まれ。
 自称「プロ2チャンネラー」


─────────────────

■アメリカが、全世界で民主化を推進するために、
 NPO,市民団体を援助しているように、

 あらゆく国家・組織が、
 手足となる協力者を育成し、
 NPO・市民団体を援助しているはずです。


■特に日本では、スパイ防止法がありませんから、
 日本の国家をひっくり返そうとする組織でさえ、
 自由に行動することができます。

 政党、宗教、マスコミ、法人、NPO,市民団体・・・
 ある意味、やりたいほうだいなのでしょう。


■この本では、TBSの報道番組NEWS23について、
 中国・北朝鮮・在日朝鮮人への偏向した報道を
 指摘しています。

 ・映画『セブン・イヤーズ・イン・チベット』・・・弾圧を続ける
  中国にとって都合の悪い作品であった・・・NEWS23は・・
  その冒頭の作品紹介のナレーションは、日本中の度肝を抜いた。
  「この映画は、中国による“自治権拡大”を描いた・・・」(p143)


■在日朝鮮人についても、差別問題はあるのでしょうし、
 それを利用して暴利をえている人もいるのでしょう。

 しかし、既得権益が複雑にからまったこうした問題について、
 中立的立場で報道することは難しいのかもしれません。

 ・在日社会の取り上げ方は、異常と言える。特集に在日差別問題が
  出てこない月は無く・・・終戦の日特集がいつの間にか在日問題に
  スライドしてしまうのはまだ良いほうで、阪神大震災特集も筑紫に
  かかっては、在日差別問題特集に大変身。(p81)


■ただ、北朝鮮については日本への敵意をあらわにするテロ国家ですから、
 もし、マスコミが北朝鮮のプロパガンダに協力しているとすれば、
 それは反逆罪にも値する行動で許されることではありません。

 ・NEWS23は、「北朝鮮核実験の“可能性”」との字幕で、
  「軍縮平和研究所」パク・ヒョンジェ副所長による「北朝鮮の
  核実験は必要だ」との、「識者の見解」を流していたのだ。・・・
  実はこれ、北朝鮮外務省の外郭団体(p105)


■やや2ちゃんねる的なとっぴな表現が多く、
 興ざめする部分もありました。

 できれば具体的な報道の事実を列挙して、
 その世論操作のテクニックを解説する形であれば
 面白かったと思います。

 マスコミ報道に接するときの心構えを
 教えてくれる一冊ということで★3つとしました。


─────────────────

■この本で私が共感したところは次のとおりです。


 ・草野満代に「呆れた事実発覚です」(04年4月23日)と言わせて、
  麻生太郎、中川昭一、石破茂の三閣僚の「未納三兄弟」を激しく
  批判していた筑紫哲也自身もまた年金未納がばれてしまう(p18)


 ・筑紫哲也が編集委員を勤める雑誌「週刊金曜日」・・・
  一貫して北朝鮮による拉致被害者に対して冷淡であり、
  その後02年11月15日号では、曽我ひとみの北朝鮮帰還を促す、
  北朝鮮当局のプロパガンダそのまま記事を掲載(p50)


 ・「報道のTBS」を自称するこの局は特に、その報道に関する捏造
  などの不祥事が突出・・・石原都知事が日韓併合に触れ、「私は
  日韓併合を100%正当化するつもりはない」と発言したものを、
  なんと全く逆の「私は日韓併合を100%正当化するつもりだ」
  (p216)


▼引用は、この本からです。

天晴れ!筑紫哲也NEWS23  文春新書 (494)
中宮 崇
文藝春秋 (2006/02/20)
売り上げランキング: 86298
おすすめ度の平均: 4.5
5 『TBS報道テロ全記録』と共に読んでほしい
5 日本人が知らねばならない慰安婦問題
5 本当に「過去を直視」すべきは朝日新聞

天晴れ!筑紫哲也NEWS23」中宮 崇、文藝春秋(2006/02)¥840
【私の評価】★★★☆☆(78点)


■関連書評■
a. 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」武田 邦彦、洋泉社
【私の評価】★★★★☆

b. 「歪曲報道」高山 正之、PHP研究所
【私の評価】★★★☆☆


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