「松下で呆れアップルで仰天したこと」竹内 一正、日本実業出版社 :68点, 竹内一正
■松下電器、アップルコンピュータという
まったく文化の異なる会社で働いた著者の
企業文化比較の一冊です。
■松下電器は、この本を読む限り、
普通の日本の大企業のように感じました。
過労死あり、組合対応あり、社内調整のほうが大変など、
普通の会社のように感じます。
・私のいた磁気記録事業部は、松下電器グループの中で
間違いなく最も厳しい労働環境であった・・・1年先輩の
メンバー4人のうち2名は死亡し、1名は精神的な問題・・・
1年後輩で1名、さらに2年後輩でやはり1名が精神に異常(p76)
■それに対しアップルコンピュータは、
自由というか、不法地帯というか、
仕事さえできれば方法は問わないといった
文化があったようです。
■アップルコンピュータで勤務した期間が短かったせいか、
8割が松下電器のお話で、松下電器の雰囲気がよくわかりました。
どこの会社も同じ日本人が作っているわけで、
結果の差は、ちょっとした差であるのかもしれません。
経験談的内容でしたので、本の評価としては、★2つとします。
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■この本で私が共感したところは次のとおりです。
・「自分がしたいことを、いかに嫌がる相手にさせるかが
ポイントである」これは、松下の磁気記録事業部の
生産技術課長が常々言っていた言葉だ。(p67)
・松下では、毎日人前でしゃべるという訓練をさせてくれた。
「所感」と呼ばれる自分の最近感じたことをみんなの前で
5分間程度で話す毎朝の行事があったのだ。(p69)
・だいたい、赤字となっている企業には会社を食い物にする
業者とつるんだ購買部門が存在していることが多い。
そこの人心を一新すること、つまり人の入れ替えが必要である。(p96)
・松下電器が陥った大企業病とは何か?・・・
「意思決定をシナイ」「リスクを取らナイ」「スピードがナイ」。・・・
社内では「お客は見ないで、上司だけ見る」習性(p153)
▼引用は、この本からです。
日本実業出版社
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少なからぬ問題提起
80年代前半の松下の過労死の実態がリアル
軽い”読み物”
おもしろい!
久々に気楽に楽しめた【私の評価】★★☆☆☆(68点)
■著者紹介・・・竹内 一正(たけうち かずまさ)
1957年生まれ。81年松下電器産業入社。
以降アップルコンピュータ、日本ゲートウェイを経て
メディアリングTC(株)代表取締役社長等を歴任。
現在、コンサルタント事務所「オフィス・ケイ」代表。
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■関連書評■
a. 「デッドライン仕事術」吉越 浩一郎、祥伝社
【私の評価】★★★★★
b. 「よくわかる部下取扱説明書」松井 貴彦、文香社
【私の評価】★★★★★
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