食前食後―漢方の話 |邱 永漢
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食前食後―漢方の話
邱 永漢
中央公論新社 刊
発売日 1980-01
価格:¥620(税込)
人間洞察力抜群の食べ物エッセー 2005-06-25
食関係の本は数あれど、スルメになると旨味が増すイカの養分イノシン酸について、「人間でも生きている間は大して変わりばえがしないが、死んでみると妙に味わいの残る者がある。こういうのはイノシン酸型を呼ぶべきかもしれない」と、独特のユーモアを込めて書くのはQさんだけじゃないだろうか。また、自然の食べ物は大歓迎だが、それを薬で補おうという気にはなれないと、ちょっとスパイシーなコメントが続く。さすが「株の神様」だけあって、株の話題もさりげなく出ている。
「どうも私は薬というものには興味がない・・・(中略)薬のお世話になるようになったら、その次は坊主の世話になる番だという気がするのである。従って、薬の株がどんなにあがると言われても、薬の株を買う気になれない・・・」
食いしん坊ここにきわまれりといった感じ。大いに共感がもてた。
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この記事は2006/4/19に作成しました。